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複合核反応【フクゴウカクハンノウ】

化学辞典 第2版

複合核反応
フクゴウカクハンノウ
compound nuclear reaction

核反応X(ab)Yの中間段階で,Xとaとから核Cができ,適当に長い寿命の後Yとbに分かれる反応.このCを複合核という.形式的には

X + a → C → Y + b

と書ける.aがXの領域を通り抜けるくらいの時間に比べて,Cの寿命Tが十分長いということは,準位の幅

ℏ/T = Γ
がaのエネルギーEに比べて十分小さいことを意味する.複合核反応の特徴は,Eのわずかな変化に対し,反応の断面積が敏感に変化する共鳴現象が起こることである.そこで,核Cの寿命が長くΓが小さいほど共鳴が鋭い.このことは,一面では核Cの構造が非常に複雑であることをも反映している.

出典:森北出版「化学辞典(第2版)」
東京工業大学名誉教授理博 吉村 壽次(編集代表)
信州大学元教授理博 梅本 喜三郎(編集)
東京大学名誉教授理博 大内 昭(編集)
東京大学名誉教授工博 奥居 徳昌(編集)
東京工業大学名誉教授理博 海津 洋行(編集)
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東京工業大学教授理博 広瀬 茂久(編集)
東京工業大学名誉教授工博 丸山 俊夫(編集)
東京工業大学名誉教授工博 八嶋 建明(編集)
東京工業大学名誉教授理博 脇原 將孝(編集)

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