●西成【にしなり】
日本大百科全書(ニッポニカ)
西成
にしなり
大阪市南西部、上町(うえまち)台地の西部の地で、西生とも書く。淀(よど)川の分流が大小の砂州をつくり、縄文以後の海退で陸化が進み、江戸時代以降、新田開発や埋め立てされた所である。東成(ひがしなり)と同じく大坂三郷(さんごう)への野菜の供給地であったが、明治以降は大阪港がつくられ、臨海工業地帯として発展。西成区は1925年(大正14)成立。木津川水運と結び付いた造船その他の工場、倉庫が多い。区内に南海電鉄、阪堺(はんかい)電軌、地下鉄、国道26号、43号、阪神高速堺線が通じる。
[安井 司]
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デジタル大辞泉
にしなり【西成】
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