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要害【ヌミ】

デジタル大辞泉

ぬみ【要害/要】
攻防上で重要な地点。要衝。ぬま。
「賊虜(あだども)の拠(を)る所は皆是―の地(ところ)なり」〈神武紀〉
たいせつなこと。要点。ぬま。
「機(はかりこと)の―を宣示(のたまひしめ)して先づ当郡の兵を発せ」〈天武紀〉

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
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よう‐がい〔エウ‐〕【要害】
地形がけわしく守りに有利なこと。また、その場所。「―の地」「―堅固な城」
戦略上、重要な場所に築いたとりで。要塞(ようさい)。「天然の―」
防御すること。用心すること。
「お侍様方の二腰は身の―」〈浄・千本桜

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世界大百科事典 第2版

ようがい【要害】
防御・戦闘性に富んでいること,またはそうした場所を表す語で,〈要害の地〉〈要害堅固〉などと用いるが,中世城郭用語としては,ある種の城を指す場合と,城内の特定部分を指す場合とがある。前者(取出),堡などと同じく,居城や根小屋置して,臨時に詰める戦闘本位の城郭を呼ぶ場合に用いる。後者は〈城中ノ要害〉(《難波戦記》),〈取出の要害〉(《家忠日記》)のように,城の内部でとくに戦闘機能の高い区画を指した。

出典:株式会社平凡社
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精選版 日本国語大辞典

よう‐がい エウ‥【要害・用ヨウ害】
〘名〙
① (味方にとっては要で敵には害となるの意) 地勢がけわしく、守りやすく攻めにくい所。
※続日本紀‐大宝二年(702)一〇月丁酉「於国内要害之地。建柵置戍守之」 〔史記‐始皇帝本紀〕
② ①のような地点に築いた城塞。また一般に、堅固な要塞。とりで。また、その防備。
※吾妻鏡‐養和元年(1181)三月一三日「相待平氏襲来。就中。請命向橋本。欲要害之間。召人夫之処」
③ からだの中で命にかかわる大切なところ。急所。〔後漢書‐来歙伝〕
④ (━する) 防御のための設備をすること。そなえておくこと。用心すること。
※虎寛本狂言・鼻取相撲(室町末‐近世初)「『鼻に要害を致ては何とでござらう』『是は一段と能(よか)らう。急いで要害をして呉(くれ)い』」
⑤ 必要の場合にそなえて支度すること。用意すること。また、そのもの。
※歌舞伎・綴合新著膝栗毛(1863‐80)二幕「毎年牡丹餠を拵(こしら)へるから、砂糖の要害(エウガイ)でもせずばなるめえ」

出典:精選版 日本国語大辞典
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