●視力【しりょく】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
視力
しりょく
visual acuity
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デジタル大辞泉
し‐りょく【視力】
[補説]視力表を5メートルの距離から見て、ランドルト環の切れ目を見分けられる視力を1.0とする。
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世界大百科事典 第2版
しりょく【視力 visual acuity】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
視力
しりょく
目の解像力であり、実際には2点を2点として識別できる能力をいう。眼外の2点が眼球の光学的中心(結点)と結んでつくる角度を視角といい、目が見分けられる最小の2点がつくる視角は、最小視角とよばれる。したがって、視力は最小視角で表すことができるわけである。視力0.5とか1.2という値は、最小視角を角度の単位である分(ふん)で表した数字の逆数で表されている。視力検査に使われるランドルト環は、5メートルの距離から見たとき、環の切れ目の視角が10分のものが0.1、視角が1分のものが1.0といったようにつくられている。
正常者の視力は、視標の明るさや視標と背景とのコントラストなどによって変化する。したがって、視力測定には基準が設定されている。また一般に、視力というのは網膜の黄斑(おうはん)中心窩(か)の視力のことをさしており、この部の視力が最高で、中心窩を離れるにつれて視力が急激に低下する。
なお、最良の最小視角が得られるような照明と測定装置を使った実験によると、最小視角は30秒ないし1分、視力にして2.0ないし1.0であるという。これは視力のもっとも鋭い中心窩の錐(すい)(状)体の大きさによるものであり、2点によって網膜につくられる像の強度分布の山の間に一つの錐体がなければならない。いいかえれば、2点間には錐体2個分の視角に相当する距離がなければならないことになる。
[松井瑞夫]
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精選版 日本国語大辞典
し‐りょく【視力】
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