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親方【オヤカタ】

デジタル大辞泉

おや‐かた【親方】
職人・弟子・奉公人などを指導・保護する立場にある人。「親方のもとで修業をする」⇔子方
一人前の職人を敬ってよぶ語。
相撲の年寄を敬っていう語。
一門・一座の頭に立つ役者を敬っていう語。
《「おやがた」とも》親代わりとして頼る人。
「―になりて聞こえ給ふ」〈・総角〉
兄。年長者。〈日葡

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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世界大百科事典 第2版

おやかた【親方】

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

大辞林 第三版

おやかた【親方】
弟子・奉公人・部下などを抱えて、親のように保護したり、指導したりする人。 ⇔ 子方 大工の-
職人に対する敬称。また、親しんで呼ぶ語。
相撲で、年寄の敬称。
役者の敬称。
おやがたとも 親のような立場で世話をする人。親代わりの人。 兵衛が-にて常に申さすれば/宇津保 国譲下
年長の者。 いとこなれども兄と云ふは-なるによりて也/四河入海 21
与力・同心の頭かしら・支配人の称。
商家・遊女屋の主人の称。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

親方
うぇーかた
近世沖縄の位階の一つ。紫冠をいただく正一品から従二品の品級(ひんきゅう)の者で、間切(まぎり)あるいは村を領する地頭(じとう)であることから、領邑(りょうゆう)名を冠して「○○親方」と称するのが通例である。親方の上は按司(あんじ)、その下は親雲上(おやくもい)(ペーチン)であり、按司は国王の一族に限られるので、親方は琉球(りゅうきゅう)王国における一般士族が上りうる最高位の位階であった。語源については「役職にある人」を意味する「オエカ」に複数形の「タ」がついたものだという有力な説がある。[高良倉吉]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

おや‐かた【親方】
〘名〙
① (平安時代の物語類では慣習的に「おやがた」とよむ) 親の代わりとなるような人。また、親のように尊敬すべき人。
※宇津保(970‐999頃)国譲下「さも侍らねど、兵衛のおやかたにて、つねに申さすれば」
② 年上の者。おもに一族の中でいう。
※史記抄(1477)一三「従兄 いとこどしぞ。兄といふは、ちっとをやかたぞ」
③ 家を継ぐ者としての長兄。また、単に兄をいう。
※御伽草子・十本扇(古典文庫所収)(室町末)「兄はおや方なればおやをふぢ申さんといふ、弟は次男なればとて」
④ 親のこと。おもに養親をいう。
※禁令考‐後集・第二・巻二〇・文政三年(1820)「非分も無之実子養子を殺候親、短慮に而与風殺候はば、遠島、但、親方之もの利得を以殺候はば、死罪」
⑤ 同族集団のかしら。一族の代表とされる者。
※明徳記(1392‐93頃か)上「さるにても修理大夫は一家の親方にて」
⑥ 職人、人夫、奉公人などが仕えるべき主人。かしら。親分。〔日葡辞書(1603‐04)〕
(イ) 商家の丁稚(でっち)、番頭など使用人がその主人を呼ぶ称。
※浮世草子・世間胸算用(1692)三「扨また召つかひの若ひ者、よくよく親かた大事に思ひ」
(ロ) 職人、徒弟に職業上の技能を教えこみ、その生活をも監督する者。
※天理本狂言・塗附(室町末‐近世初)「いつものごとくおやかた達へお礼におりゃるまひかと云」
(ハ) 遊女屋の主人。抱え主。くつわ。
※咄本・鹿の巻筆(1686)三「吉原の上臈、おもひおもひにおやかたの娘の節句なりとて」
(ニ) 人足、土方などの頭。
※都繁昌記(1837)乞食「各部多銭翁有、此を乞頭と為、或は親方と称し、或は小屋頭と称す」
(ホ) 江戸時代、与力や同心などがその頭、支配人を呼ぶ称。
※御触書寛保集成‐一八・寛保元年(1741)五月「与力、同心共忰又は親類之内、番代相願、勤させ候時、番代之者方よりは其親方之者共え、合力之儀何分にも宜敷可仕事勿論に候」
(ヘ) 差配役や責任者と目される人物に呼びかける語。また、客引きが客に呼びかける称。
※滑稽本・戯場粋言幕の外(1806)下「親方親方、こっちへお出なんし」
⑦ 歌舞伎の役柄、親仁形(おやじがた)の略称。
※俳諧・両吟一日千句(1679)第四「月の烏さては子かたか親方か〈友雪〉 数は十六むさし野の色〈西鶴〉」
⑧ 役者の敬称。太夫元(たゆうもと)以外の俳優に対して明治初年までいった。
※歌舞伎・暫(1714)「もし親方、お前まあ、この寒いに、よふ御出なさんした」
⑨ 村の旧家、大家。村名主。また多くの抱え百姓をもつ地主。⇔子方(こかた)
※俳句の世界(1954)〈山本健吉〉二「親方・子方の関係にあるものとかが、もっと狭い、緊密な関係にある交際であって」
⑩ 仮の親子関係における親。取り上げ親、拾い親、烏帽子親、鉄漿(かね)親、仲人親など。
⑪ 相撲で年寄の敬称。
⑫ 頼母子講(たのもしこう)の発起人。親。
※法隆寺文書‐八・(年月日欠)頼支規式「仍親方於可得分者、偏可為御報恩会之要脚、聊も不可用余事」
⑬ 琉球の位階の一つ。按司(あんず)と親雲上(おやくもい)の間に位し、冠の色によって紫冠ともいう。この階級の者は、三司官、進貢(しんこう)正使など、内政外交の要職についた。
※読本・椿説弓張月(1807‐11)続「龍宮城の正殿(まんどころ)に利勇等以下の親方(オヤカタ)按司を集合(つどへ)民の訟を聞きて坐(おは)せしに」

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おや‐がた【親方】
〘名〙 =おやかた(親方)

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旺文社世界史事典 三訂版

親方
おやかた
master
中世ヨーロッパの同職ギルドツンフト)の正規組合員
独立の手工業者で,初めは組合加入も簡単であったが,のちには徒弟・職人をへ,親方作品(マスター−ピース)を提出したのち,加入を許された。徒弟や職人に対しては絶対的な権威をもっていた。

出典:旺文社世界史事典 三訂版
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