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観世信光【カンゼノブミツ】

デジタル大辞泉

かんぜ‐のぶみつ〔クワンゼ‐〕【観世信光】
[1435~1516]室町中期の能役者作者。通称小次郎音阿弥の子。幼い大夫の後見役として若手育成、自らワキ役となり、ワキ師のといわれる。また、大鼓(おおつづみ)の名手。作「安宅(あたか)」「紅葉狩」「船弁慶」など。

出典:小学館
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デジタル版 日本人名大辞典+Plus

観世信光 かんぜ-のぶみつ
1435-1516 室町-戦国時代の能役者。
永享7年生まれ。音阿弥(おんあみ)(観世元重)の子。観世座の大鼓(おおつづみ)方。兄観世正盛の没後はその子の之重(ゆきしげ),孫の元広を補佐し,みずからシテ方もつとめた。応仁(おうにん)の乱以後は,大夫(たゆう)代理の権守(ごんのかみ)として観世座を代表した。能作者として「船弁慶」「羅生門」「遊行(ゆぎょう)」などの作がある。永正(えいしょう)13年7月7日死去。82歳。通称は小次郎。

出典:講談社
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書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

世界大百科事典 第2版

かんぜのぶみつ【観世信光】
1435‐1516(永享7‐永正13)
室町中・後期の観世座大鼓役者で能作者。観世大夫音阿弥元重の第7子。通名小次郎。のちに次郎権守(ごんのかみ)。法名太雅宗松。叔父の大鼓役者観世弥三郎に師事。興福寺衆徒より名人に与えられる名誉号的称号である権守に任じられ,その神技を賞した友梅という明国人から〈催花〉の2字を大書した額(現存)を贈られるなど,大鼓名人として知られる。にも堪能であったらしく,1503年(文亀3)3月に三条西実隆作詞の能《狭衣》上演にあたり,作曲者として詞章質疑のため実隆邸を訪れている(《実隆公記》)。

出典:株式会社平凡社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

観世信光
かんぜのぶみつ
(1435―1516)

室町末期の能役者、能作者。通称小次郎。音阿弥(おんあみ)の第7子。大鼓(おおつづみ)の名人として名高く、観世座の「権守(ごんのかみ)」として活躍した。これは、どの役に支障がおきてもすぐにかわりうる幅広い芸力と芸位をもった長老に与えられる称号である。幼い大夫(たゆう)の後見として一座を守り、ワキの役を得意としたともいう。作者としても能に劇的生命とショー的な絢爛(けんらん)さを加えた技量の持ち主で、歌舞伎(かぶき)にそのまま移行された作品も多い。『紅葉狩(もみじがり)』『船弁慶(ふなべんけい)』『羅生門(らしょうもん)』『張良(ちょうりょう)』などがある。『鐘巻(かねまき)』(『道成寺(どうじょうじ)』の原作)も彼の作とされる。ワキの役の活躍、登場人物や扮装(ふんそう)のにぎやかさ、変化に富んだ演出が特徴で、現代においても人気曲である。世阿弥(ぜあみ)風の詩劇的方向の作品にも『遊行柳(ゆぎょうやなぎ)』『胡蝶(こちょう)』の佳作を残している。

[増田正造]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

かんぜ‐のぶみつ【観世信光】
室町中期の能役者。謡曲作者。音阿彌の七男。通称、小次郎。観世座の大鼓方(おおつづみかた)として名声を得、シテ役も演じたという。劇的な曲を多く作る。作品に「船弁慶(ふなべんけい)」「紅葉狩(もみじがり)」「遊行柳(ゆぎょうやなぎ)」など。永享七~永正一三年(一四三五‐一五一六

出典:精選版 日本国語大辞典
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