●観法【かんぽう】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
観法
かんぽう
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デジタル大辞泉
かん‐ぽう〔クワンポフ〕【観法】
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かん‐ぼう〔クワンボフ〕【観法】
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世界大百科事典 第2版
かんぽう【観法】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
観法
かんぼう
仏教で、悟境(ごきょう)(悟りの境地)に入るために法(ダルマ、真理)を観察すること。ことに自己の心の本性を観察する観心(かんじん)の方法をいう。それは悟りの道に入る門戸であるから、観門(かんもん)ともいう。観はサンスクリット語のビパシュヤナーvipaśyanāの訳で、智慧(ちえ)をもって対象を観照することで、観念と同義である。天台宗では一念三千(いちねんさんぜん)、一心三観(いっしんさんがん)などのように、自己の心の本性を観ずることを強調するから、観心という。
観の内容は諸宗によって異なり一様でない。たとえば、種々の想(おもい)を心に観ずる初歩的なものは観想というが、小乗や成実(じょうじつ)宗では諸法を分析して空(くう)なりと観ずるのを、析空観(しゃくうがん)、大乗では諸法の体そのままを空なりと観ずるのを体空観(たいくうがん)という。真言宗では梵字(ぼんじ)五十字母の阿(あ)字に本初の義と不生の義とがあるとして、阿字の上に宇宙人生を本不生(根本で不生の実在)と観ずるのを阿字観(あじかん)という。三論宗(さんろんしゅう)では八不中道(はっぷちゅうどう)を観ずるのを無得(むとく)正観という。さらに、真如(しんにょ)の理を観ずるのを理観、仏や浄土を観ずるのに差別の相を心にとどめて観照するのを事観(じかん)、唯識(ゆいしき)を観ずるのを唯識観などという。
[伊藤瑞叡]
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精選版 日本国語大辞典
かん‐ぽう【観法】
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