●角膜【かくまく】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
角膜
かくまく
cornea
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デジタル大辞泉
かく‐まく【角膜】
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栄養・生化学辞典
角膜
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レーシック関連用語集
角膜
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世界大百科事典 第2版
かくまく【角膜 cornea】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
角膜
かくまく
cornea
一般に「くろめ」とよばれ、強膜とともに眼球の形態を保つための強い組織であり、また眼球のなかでももっとも大きい屈折力をもった透明な組織でもある。角膜には血管は存在せず、コラーゲン線維が各方向に規則正しく配列しており、栄養はほとんどが前房水から供給されている。角膜の表面は平滑で、つねに厚さが6マイクロメートルくらいの涙液で覆われている。角膜の知覚は非常に敏感で、三叉(さんさ)神経の支配を受けている。したがって、わずかな刺激や異物に対しても防御機構が働き、そのようなときは、まず反射的に眼瞼(がんけん)を閉じ、さらに多量の涙液が出てくる。このような反射を角膜反射という。角膜の表面は、角膜乱視がなければ球面の一部のはずであるが、だれでも多少彎曲(わんきょく)の度合い(曲率)が異なり、曲率半径の差が認められる。この角膜の各主径線における曲率半径および屈折力を計測する機械が角膜計とよばれるもので、とくにコンタクトレンズの処方には欠かせない。
角膜にも種々の疾患がある。生まれつき角膜が小さすぎたり大きすぎたり、また混濁していることもある。さらに、ある年齢になってから症状の出現してくる病気もある。たとえば円錐角膜(えんすいかくまく)では、10歳代くらいからほぼ時期を同じくして両眼の角膜中央部が突出してくる。突出した頂点は薄くなり、症状がさらに進行すると破裂してしまうこともある。症状のあまり強くないときはコンタクトレンズでの視力矯正が可能であるが、混濁が強くなったり突出があまり強くてコンタクトレンズ装用が不可能になったら、角膜移植を行う以外には治療法がない。このほか、角膜にウイルスや細菌の感染をおこして角膜の混濁を残すこともある。このような場合は抗ウイルス剤や抗生物質で治療するが、混濁が残ればやはり角膜移植を行う。
[中島 章]
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精選版 日本国語大辞典
かく‐まく【角膜】
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