●角館【かくのだて】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
角館
かくのだて
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かくのだて【角館】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
角館
かくのだて
秋田県中央部、仙北郡にあった旧町名(角館町(まち))。現在は仙北市角館町で、市の南部を占める。旧角館町は、1889年(明治22)町制施行。1955年(昭和30)中川、白岩(しらいわ)、雲沢(くもさわ)の3村と合併。2005年(平成17)田沢湖町、西木村と合併して市制施行、仙北市となった。JR田沢湖線(秋田新幹線)、秋田内陸縦貫鉄道、国道46号、105号が通じる。横手盆地の北部、玉川と檜木内(ひのきない)川の合流点に位置する。中世は戸沢氏の所領であったが、1602年(慶長7)佐竹氏領となり、一族の蘆名義勝(あしなよしかつ)が配され、その後佐竹北家の所預(ところあずかり)となった。
現在の町割は義勝の時代につくられ、旧藩時代の景観をよく残しており、表町、東勝楽(ひがしかつらく)町、裏町の区域は武家町として国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている。農業は米作中心で、野菜栽培や畜産も行う。藩政時代に下級武士の内職であった樺細工(かばざいく)は、ヤマザクラの皮を利用する工芸品で、古くは印籠(いんろう)、文箱(ふばこ)、胴乱(どうらん)など、現在では茶筒、盆、ブローチなどをつくり、伝統的工芸品に指定され、年間売上げ額も大きい。シダレザクラ(国指定天然記念物)、檜木内川堤のソメイヨシノ(国指定名勝)がある。
[宮崎禮次郎]
『『角館誌』11巻・別巻(1965~1985・角館町)』
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精選版 日本国語大辞典
かくのだて【角館】
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