●解体【カイタイ】
デジタル大辞泉
かい‐たい【解体】
[名](スル)
1 まとまっているもの、組み立ててあるものを、分解すること。また、ばらばらになること。「建築物を解体 する」
2 組織をこわして、その機能を失わせること。また、組織がばらばらになって機能を失うこと。「共同戦線が解体 する」「財閥解体 」
3 からだを解剖すること。ふわけ。
「腑分(ふわけ)といひ古りしことを新たに―と訳名し」〈蘭学事始〉
1 まとまっているもの、組み立ててあるものを、分解すること。また、ばらばらになること。「建築物を
2 組織をこわして、その機能を失わせること。また、組織がばらばらになって機能を失うこと。「共同戦線が
3 からだを解剖すること。ふわけ。
「腑分(ふわけ)といひ古りしことを新たに―と訳名し」〈蘭学事始〉
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世界大百科事典 第2版
かいたい【解体】
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精選版 日本国語大辞典
かい‐たい【解体】
〘名〙
① まとまっていたものが、ばらばらになること。また、組織だっているものをばらばらにすること。
※本朝文粋(1060頃)二・応補文章生並得業生復旧例事「窃恐悠悠後進、因レ此解体」
※日本開化小史(1877‐82)〈田口卯吉〉三「さしもに精強なりし鎌倉政府も僅かに三ケ年に過ぎずして悉く解体し」 〔記春秋左伝‐成公八年〕
② 機械や自動車など、組み立てられたものをばらばらにすること。
※ぽんこつ(1959‐60)〈阿川弘之〉山堀り「あのくしゃくしゃの小型乗用車を解体した時」
③ =かいぼう(解剖)①
※解体新書(1774)凡例「亜那渡米、訳二解体一也。打係縷譜也。故今題曰二解体新書一」
④ 気の張りがゆるむこと。気ぬけすること。〔新令字解(1868)〕
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