●触角【しょっかく】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
触角
しょっかく
antenna
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デジタル大辞泉
しょっ‐かく〔シヨク‐〕【触角】
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デジタル大辞泉プラス
触角
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世界大百科事典 第2版
しょっかく【触角 antenna】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
触角
しょっかく
多くの節足動物の頭部第1付属肢をいい、触覚および嗅覚(きゅうかく)器官である。唇脚類(ムカデ、ゲジ)、倍脚類(ヤスデ)、少脚類(ヤスデモドキ)、結合類(コムカデ)および昆虫類は1対の触角をもち、有角類とよばれる。これに対し、剣尾類(カブトガニ)、クモ形類(クモ、サソリ、ダニ)には触角がないので無角類とよばれる。一方、甲殻類(カニ、エビ)には小触角(第1触角)および大触角(第2触角)の2対の触角がある。昆虫類の触角は、基本的には柄節(へいせつ)(第1節)、梗節(こうせつ)(第2節)および鞭節(べんせつ)(第3節以降)からなるが、種によってさまざまの形に変化している。すなわち、鞭(むち)状(バッタ、トンボ)、糸状(カメムシ)、数珠(じゅず)状(シロアリ)、鋸歯(きょし)状(ハラアカヒトリ)、球桿(きゅうかん)状(チョウ)、櫛(くし)状(ヤママユガ)などがある。また、雌雄で形の異なるものも少なくない。触角には多数の感覚毛、感覚孔などがあり、また、昆虫には梗節に機械受容器のジョンストン器官をもつものがある。さらに、甲殻類では大触角基部に排出器官の触角腺(せん)をもつものがあり、また、粘管類昆虫(トビムシ)には触角基部に湿度の受容器と思われる触角後器官がある。
なお、節足動物以外の無脊椎(むせきつい)動物では、軟体動物の腹足類や扁形(へんけい)動物の渦虫類などの体の前端に突出した1対の突起を触角という。腹足類には触角が2対あるものもあり、第2対の先端(カタツムリ)や基部(モノアラガイ)に目がある。
[町田武生]
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精選版 日本国語大辞典
しょっ‐かく ショク‥【触角】
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