●計帳【けいちょう】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
計帳
けいちょう
出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
デジタル大辞泉
けい‐ちょう〔‐チヤウ〕【計帳】
出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
世界大百科事典 第2版
けいちょう【計帳】
[中国]
古代の公課徴収用文書。6世紀に西魏の蘇綽(そしやく)により整えられ,均田租調役制下に盛唐まで使用された。当時毎年末に各戸主から戸口・田土を申告する〈手実〉を提出させ,県・州でまとめそれに基づいて当年徴収すべき課役を集計して州から都の民部(戸部)に送り,度支(たくし)が全国の財政計画を作成するたてまえであった。計帳には各戸のデータと,各段階での集計の両者が含まれる。敦煌文書中に547年(大統13)と推定される計帳断巻が知られる。
出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.
日本大百科全書(ニッポニカ)
計帳
けいちょう
戸籍と並ぶ、律令(りつりょう)時代の民衆把握の基本台帳。各戸内の名前、性別、年齢、場合によっては容貌(ようぼう)上の特徴などを書き上げ、それによって年ごとに課口、不課口(調庸負担の有無)を確定した。戸籍の六年一造に対して毎年作成され、計帳使によって8月30日以前に太政官(だいじょうかん)に提出された。個別の人名を列記した部分(歴名(れきみょう))と、それらを集計した部分(目録)とからなり、目録の部分をとくに大帳あるいは大計帳とよんだというのが通説だが、それは目録、歴名をあわせて京進(きょうしん)された場合の呼び方であるとする説も有力である。大化改新詔が初見だが、実際に作成され始めたのは、大宝令(たいほうりょう)施行後と考えられる。
[福岡猛志]
出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
精選版 日本国語大辞典
けい‐ちょう ‥チャウ【計帳】
出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
旺文社日本史事典 三訂版
計帳
けいちょう
出典:旺文社日本史事典 三訂版
執筆者一覧(50音順)
金澤利明 竹内秀一 藤野雅己 牧内利之 真中幹夫
Copyright Obunsha Co.,Ltd. All Rights Reserved.
それぞれの項目は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
「計帳」の用語解説はコトバンクが提供しています。
●計帳の関連情報