●詔書【ショウショ】
デジタル大辞泉
しょう‐しょ〔セウ‐〕【詔書】
2 律令制で、天皇の詔(みことのり)を記した文書。改元などの臨時の大事の際に発せられた。→宣命(せんみょう) →勅旨 →勅書
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世界大百科事典 第2版
しょうしょ【詔書】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
詔書
しょうしょ
天皇が発給する最高の文書。古代の律令(りつりょう)体制のもとで公式令(くしきりょう)にその規定がみえるが、近代では1907年(明治40)2月制定の公式令によって書式、発布手続が規定された。それによれば、詔書は皇室の大事を宣布し、践祚(せんそ)、即位、宣戦、講和、帝国議会召集、衆議院解散など天皇大権の施行に関する勅旨を国民に宣布するものとされている。形式は、天皇が親署し御璽(ぎょじ)を捺印(なついん)、皇室関係のものは宮内(くない)大臣が年月日を記入し、総理大臣とともに副署する。大権施行に関するものは総理大臣が年月日を記入し、他の国務大臣とともに副署する。第二次世界大戦後の日本国憲法のもとでは全面的に廃止され、ただ国会召集、衆議院解散など、天皇の国事行為の範囲に限って詔書の形式が用いられている。
[時野谷勝]
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精選版 日本国語大辞典
しょう‐しょ セウ‥【詔書】
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