●試掘【しくつ】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
試掘
しくつ
wildcat; exploratory drilling
未知の油層やガス層を発見する目的で掘削すること。探鉱の手段として行われる。一般に物理探鉱は技術的に石油,ガス鉱床の存在の可能性に関連する条件調査の域にとどまっており,油層の存在や位置,範囲,鉱量などの実態を把握するには坑井を掘削して油層に到達しなければその確認は困難なため,広く行われている (→物理探査 ) 。試掘は巨額の投資を必要とすることなどからも,通常実施する場合は地表地質調査や物理探鉱による事前調査を前提として行われる。なお試掘は将来採掘を行うために鉱物を探査する鉱業法上の鉱業権の一種として権利化 (試掘権) されている。
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デジタル大辞泉
し‐くつ【試掘】
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精選版 日本国語大辞典
し‐くつ【試掘】
〘名〙 鉱床をさぐるために、地中に穴を掘ること。
※朝野新聞‐明治一四年(1881)六月二三日「大坂府士族山原富久氏が当金山を発見し試堀の上借区の許可を得て」
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