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調度【チョウド】

デジタル大辞泉

ちょう‐ど〔テウ‐〕【調度】
《古くは「ぢょうど」とも》
日常使う手回りの道具や器具類、また小型の家具。「新居にふさわしい調度を揃える」
《弓矢を武具の第一としたところから》弓矢のこと。
「そなたをさしてまからんといひて、―負ひて去ぬ」〈宇治拾遺・一二〉

出典:小学館
監修:松村明
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世界大百科事典 第2版

ちょうど【調度】

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

ちょうど【調度】
スル
日常に使う、手回りの道具類。小さな家具を含めていう。 家具- 嫁入り支度の-を調える
あつらえととのえること。 用具を-せんとする時/花柳春話 純一郎
弓矢。 佐々木備前五郎左衛門尉高久、二重狩衣にて御-の役=将軍ノ弓矢ヲ持ツ役に候す/太平記 40

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

調度
ちょうど
一般には身の回りの器具、道具とか、日常使用の用具、家具などをいう。中世の武家の間では弓矢をいった。本来の意味は調えさだめるということで、室内をほどよく調える室礼(しつらい)、鋪設(ほせつ)をいうようになり、平安時代には、貴族の住宅である寝殿の母屋(もや)・庇(ひさし)に室礼をする器物、道具類そのものをいうようになった。初めそれらを規定せず範囲の広かったことから、わが国最初の分類百科事典『倭名類聚抄(わみょうるいじゅしょう)』には調度を生活用具から生産、仏教、武器、刑罰の諸用具にわたって包容している。しかしそれより限定して調度を規定したのは、934年(承平4)から1148年(久安4)の期間、公私における平安貴族の行事次第と寝殿の室礼について記録し図解した『類聚雑要抄(るいじゅうぞうようしょう)』である。同書巻2に、調度を母屋・庇の室内に配置した図を添えながら、具体的に行われた事例を数多くあげている。しかも、同書巻3では、もっと限定し、唐匣(からばこ)、鏡筥(かがみばこ)、鏡台、(ゆするつき)、二階(棚)、脇息(きょうそく)、薫炉、打乱(うちみだれ)筥をあげる。それらは座の近くに置かれているもので、その他を装束、盥具(かんぐ)、膳所(ぜんしょ)具、理髪具に分けるが、今日でいう調度品が含まれている。
 このように10世紀のなかばには、宮廷を中心とする貴族の公私にわたる生活に基づく基本的な平安調度が形成され、さらに有職(ゆうそく)(儀式典礼の法式)に規定された公家(くげ)調度が完成した。権力者が武家に交替するとともに公家調度を主調とした武家調度が多様に、かつ豪華に変化し、近世の大名調度がその頂点に達したものである。各階層もその財力の許す限り、かつ婚家の箔(はく)づけから豪華な婚礼調度を持参するようになった。現代でも、調度という呼び方は古風ではあるが、使用されなくもない。[郷家忠臣]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

じょう‐ず デウヅ【調度】
〘名〙
① 「じょうずぶくろ(調度袋)」の略。〔随筆・遠碧軒記(1675)〕

出典:精選版 日本国語大辞典
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ちょう‐ず テウヅ【調度】
〘名〙 貴人の持つ矢のこと。ちょうど。ちょうじ。
※幸若・大臣(室町末‐近世初)「かねの御でうすをつがはせ給ひ的には御目をかけられず」

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ちょう‐ど テウ‥【調度】
〘名〙 (古くは「ぢょうど」とも)
① 手まわりの道具。日常身のまわりに置いて使う道具・器具類。てどうぐ。〔令義解(833)〕 〔漢書‐王莽伝〕
② (弓矢を武具の第一とするところから) 弓矢の称。箙(えびら)に納めた矢をあわせていう。
※枕(10C終)二七八「三位の中将は陣に仕うまつり給へるままに、てうど負ひていとつきづきしうをかしうておはす」
③ (━する) ととのえること。
※英和記簿法字類(1878)〈田鎖綱紀〉「Adapt 応ズル、調度スル、適当スル、順ズル」
[語誌]清濁については、前田本「色葉字類抄」の雑物部に「デウド」、畳字部に「テウド」とあって一定せず、院政期に既に両様の発音が存在していたことがうかがわれる。しかし、濁音形はその後次第に衰微したらしく、近世以降は清音形しか認められない。

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