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請求【せいきゅう】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

請求
せいきゅう
Anspruch
私法上は,ある人が相手方に対して一定行為を行なうように要求することをいい,請求を内容とする権利請求権という。民事訴訟法上は,原告の被告に対する訴えの内容となっている権利,義務または法律関係の主張をさす。ただし書面真否確認の訴えにおいては事実の存否の主張が例外的に許される。民事訴訟法上の請求の内容をなす権利関係を証拠物または訴訟の対象という。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

せい‐きゅう〔‐キウ〕【請求】
[名](スル)
ある行為をするように相手方に求めること。また特に、金銭の支払い、物品の受け渡しなどを求めること。「情報開示の請求」「代金を請求する」
民事訴訟法上、原告が訴えによってその趣旨および事実関係当否について裁判所審理判決を求めること。

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ナビゲート ビジネス基本用語集

請求
商取引において(当然のこととして)決められた代価を支払うよう求めること。請求書・請求伝票が伴う。

出典:ナビゲート
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世界大百科事典 第2版

せいきゅう【請求】
私法上の請求と訴訟法上の請求の二つがある。 私法上の請求とは,請求権をさす。それは私人が相手方に対し,特定の給付を求めることができるという私法上の権利のことである。 それに対し,訴訟上の請求とは民事裁判上,訴えとして原告によりなされるもので,私法上の請求権とは区別される。それは請求権のみならず私法上の支配権,たとえば,所有権その他の私法上の地位などを,裁判所および相手方被告に対し主張するものである。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

せいきゅう【請求】
( 名 ) スル
相手方に対して一定の行為を要求すること。 「支払いを-する」
民事訴訟法上、原告が訴えによってその趣旨や理由の当否につき裁判所の審判を求めること。

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

請求
せいきゅう
一般的には、特定の者が相手方に対し一定の行為つまり作為または不作為を要求することをいい、請求を内容とする権利を請求権という。民法上では、履行の請求とか損害賠償の請求などのように一定の私法上の行為を要求する場合に用いられることが多い。民事訴訟法における請求は、「訴訟上の請求」として説明される。[内田武吉・加藤哲夫]

訴訟上の請求

訴訟上の請求とは、原告が訴えによってその当否につき裁判所の審理・判決を求める、被告との関係における具体的な法律的主張をいう。いいかえれば、それは原則として特定の権利または法律関係の存否の主張をさす。訴訟上の請求では、請求の内容として主張されるこの権利関係が審判の対象となるので、これを「訴訟の目的」あるいは「訴訟物」ともいう。原告の権利主張を訴訟上の請求とよぶのは、民法上の請求の語義を転用したものである。給付訴訟が唯一の訴訟類型であった時代には、権利主張は請求権の主張であり、訴訟は請求権行使の手段であった。ところが、19世紀後半になって確認訴訟や形成訴訟が認められるようになると、訴えによる権利主張が請求権の主張だけではなくなった。たとえば、原告が被告に対する債務の不存在を主張する消極的確認の訴えや、一定の離婚原因を主張して離婚の訴えを起こすことなどが認められるに及んで、これらを包含する概念として「請求」の意味が転化するに至った。訴訟上の請求が具体的にいかなる権利関係に関する主張であるかは、原告が訴状に記載する「請求の趣旨」および「請求の原因」によって定まる(民事訴訟法133条2項)。[内田武吉・加藤哲夫]
請求の趣旨、請求の原因
請求の趣旨とは、訴えの結論として原告が何を求めているかを示すもので、たとえば、給付の訴えでは「被告は原告に対し金何万円を支払え、との判決を求める」というように請求認容の判決主文に対応する表示がされる。請求の原因とは、請求の趣旨と相まってこれを補足して請求が特定の権利主張であることを明確にするために必要な権利発生原因である事実をさす。たとえば、被告が原告に不法行為を行った事実がこれにあたる。前記の両者によって請求は特定される。裁判所は、この特定された請求の当否についてだけ審判することになる(民事訴訟法246条)。訴訟上の請求の当否についての裁判、つまり請求認容あるいは請求棄却を主文とする判決が本案判決であり、その既判力(きはんりょく)は訴訟物である権利関係について生ずるのが原則である(同法114条1項)。[内田武吉・加藤哲夫]
請求の放棄、請求の認諾
請求の放棄とは、訴訟の口頭弁論または準備手続において、原告が自己の請求が理由のないことを自認する行為をいうのに対し、請求の認諾は、被告が原告の請求を理由があると認めることをいう。訴訟外で同じ内容の陳述をしても、それは権利の放棄あるいは債務の承認にあたるが、訴訟法上の効果は生じない。請求の放棄や認諾は、これを調書に記載することによって確定判決と同一の効力を生じる(民事訴訟法267条)。したがって、当該訴訟はこれによって終結する。つまり、放棄の場合は請求棄却の判決、認諾の場合は請求認容の判決があったと同様の結果になる。[内田武吉・加藤哲夫]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

せい‐きゅう ‥キウ【請求】
〘名〙
① こうしてほしいと要求すること。相手方に一定の行為を求めること。現在では、金銭に関していう場合が多い。
西洋事情(1866‐70)〈福沢諭吉〉二「土耳古に使節を遣り魯国政府より請求する所の趣意を述べしに」
※花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉五一「固より之を請求(セイキウ)するの権なし」 〔後漢書‐卓茂伝〕
② 私法で、相手に対し一定の行為をするよう要求すること。履行の請求など。また民事訴訟法上、原告が訴えによってその当否の審判を求める法律的主張。訴訟上の請求。〔現代大辞典(1922)〕

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