●講堂【こうどう】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
講堂
こうどう
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デジタル大辞泉
こう‐どう【講堂】
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世界大百科事典 第2版
こうどう【講堂】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
講堂
こうどう
経典を講義したり、説法したりする寺院の建物。普通、金堂の後ろに建てられ、禅宗寺院では法堂(はっとう)とよぶ。サンスクリット語ではプラーサーダprāsādaに相当する。実際に講義するときには、本尊を安置し、講師は本尊に向かい、礼盤(らいばん)に座って講じ、大衆は左右に分かれて聴聞(ちょうもん)する。講堂の名は、たとえば『増一阿含経(ぞういちあごんきょう)』第50に、「仏は毗舎離普会(びしゃりふえ)講堂の所にあり、大比丘(びく)衆五百人と倶(とも)なり」とあり、インドにおいてすでに原始仏教時代から存在していたとされる。中国では、『洛陽伽藍記(らくようがらんき)』第1の中に、「梁(りょう)の普泰(ふたい)元年(531)に洛陽建中寺に講堂を設けた」と記されている。日本では、南都北嶺(なんとほくれい)の諸大寺に多くの講堂が建てられたが現存するものは少なく、唐招提寺(とうしょうだいじ)、法隆寺、當麻寺(たいまでら)、海竜王寺、広隆寺、書写山円教寺などの講堂は、国宝、国の重要文化財に指定されている。そのうち、唐招提寺と法隆寺の講堂はほとんど同じ構造で、奈良時代の代表的建築である。比叡山(ひえいざん)延暦寺(えんりゃくじ)の大講堂は、学問研究の場として有名で、江戸初期の建築であったが、1956年(昭和31)に焼失した。現在では意味が転じて、学校などで講義や講演を行う建物を講堂というようになった。
[松本史朗]
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精選版 日本国語大辞典
こう‐どう【講堂】
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