●講説【コウセツ】
デジタル大辞泉
こう‐せつ〔カウ‐〕【講説】
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世界大百科事典 第2版
こうせつ【講説】
仏教の法会に,経典の題名や内容の講経と説経をすること。講経は多く竪精(りつせい)論義という形式をとり,経典の講義にディスカッションを付けるが,講説の場合は講経と説経で,説経は講経を平易にし,例話や比喩でおもしろくしたものである。すなわち講経は専門家の僧侶を対象とし,説経は素人の信者を対象とする。そのために説経には説経師という芸能者もできた。しかし講説はそこまでくだけたものでなく,経典の内容を平易に説くことが目的で,芸能性を目的にしたものではない。
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精選版 日本国語大辞典
こう‐ぜち カウ‥【講説】
〘名〙 (「ぜち」は「説」の呉音) =こうせつ(講説)
※宇津保(970‐999頃)藤原の君「かうぜちのところには、かうぜちのをさ。楽とては、つづみうちてあそびす」
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こう‐せつ カウ‥【講説】
〘名〙 (「こうぜつ」とも) 講義し解説すること。特に仏教の経典、詩文、神の道などについて講義解説すること。こうぜち。
※法隆寺伽藍縁起并流記資財帳‐天平一九年(747)二月一一日「講説竟高座爾坐奉而、大御語止為而、大臣乎香炉乎手擎而誓願弖」
※今昔(1120頃か)二八「折節の僧共(そうく)・寺の講説など滋く行はせければ」
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