●譲位【ジョウイ】
デジタル大辞泉
じょう‐い〔ジヤウヰ〕【譲位】
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世界大百科事典 第2版
じょうい【譲位】
皇位を譲ること。禅(ゆずり)を受けて皇位につくことを含める場合も多く,譲国ともいう。日本における皇位継承は,上古は天皇が没すると行われるのを常例としたが,645年大化改新に際し,皇極天皇が孝徳天皇に皇位を譲ってから,しだいに譲位が慣例化し,明治天皇まで87代中,56代の天皇が譲位受禅によって皇位についた(ほかに北朝に2例ある)。一方,平安時代の初めから皇位継承と即位の儀礼が分離し,清和天皇のとき制定された《貞観儀式》では,譲国儀と天皇即位儀が別個に規定された。
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精選版 日本国語大辞典
じょう‐い ジャウヰ【譲位】
〘名〙 君主がその位をゆずること。御国譲(みくにゆずり)。
※続日本紀‐天平宝字八年(764)九月壬戌「勅曰、今月廿八日覧二大臣禅師譲レ位表一、具知二来意一」
※大鏡(12C前)六「寛平・延喜などの御譲位のほどのことなどは、いとかしこく忘れず覚え侍るをや」 〔淮南子‐精神訓〕
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