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豪雪【ごうせつ】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

豪雪
ごうせつ
heavy snowfall
重大な災害をもたらす大雪。冬季,特に日本海側で大雪が降り続き豪雪となる。日本海側の降雪には里雪型と山雪型があり,豪雪は里雪型が多い。これは中国大陸から移動してくる寒冷渦によってもたらされることが多い。一方,山雪型の降雪は北西季節風によってもたらされる。北海道から山陰にいたる日本海側は,スカンジナビア半島やロッキー山脈と並ぶ世界有数の豪雪地帯で,富山県真川で日降雪量 180cm(1947.2.28.)の記録がある。1963年と 1981年の豪雪は有名。特に前者は昭和38年に起こったことから「三八豪雪」と呼ばれ,北陸地方を中心に死者 228人,住家全壊 753棟を出したが,これをきっかけに豪雪のメカニズムの研究が急速に進んだ。近年では 2006年に北陸を中心に豪雪となり,死者 151人,住家全壊 18棟の被害が出た。「豪雪地帯」の行政的な定義は,豪雪地帯対策特別措置法に基づく「豪雪地帯の指定基準に関する政令」で累年平均積雪積算値が 5000cm/日以上の地域で,同政令で定める基準に該当する道府県または市町村である。豪雪地帯は北海道全域のほか,東北地方北部や日本海側,北陸地方,甲信地方,関東地方北部の山沿い,山陰地方の多くの地域が含まれる。また,豪雪地帯のうち積雪量が特に多く,生活に著しい支障を生ずる地域で,国土交通大臣,総務大臣,農林水産大臣が指定する市町村が「特別豪雪地帯」で,北海道の日本海側やオホーツク海側,東北地方の日本海側から北陸地方にかけての多くの地域および関東地方北部山沿いの一部が含まれる。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

ごう‐せつ〔ガウ‐〕【豪雪】
異常に多い降雪。大雪。「豪雪地帯」 冬》

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監修:松村明
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世界大百科事典 第2版

ごうせつ【豪雪】

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

ごうせつ【豪雪】
多量な降雪。大雪。 -地帯

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(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

豪雪
ごうせつ
比較的短い時間に多量に降る雪。「大雪(おおゆき)」よりもさらに多量のものをいうことが多い。多雪地帯では、一夜に1メートル以上の降雪がだいたい豪雪の目安といえる。雪国の人は、これを「ドカ雪」という。また積雪の多い地帯を豪雪地帯という。豪雪地帯対策特別措置法(1962制定)によると、積雪積算値(毎日の積雪の値をひと冬にわたって積算した値)が5000センチメートル・日以上の地帯ということになる(100センチメートルの積雪が50日あれば、積雪積算値が5000センチメートル・日)。積雪期間の長い寒冷地では最深積雪がそれほど大きくなくてもこの値に達するが、積雪期間の短い地方では最深積雪が大きくないとこの値に達しない。日本の記録は、山岳を除くと、日降雪量は富山県富山市真川の180センチメートル(1947)、最深積雪は長野県下水内(しもみのち)郡森宮野原(もりみやのはら)の785センチメートル(1945)が最高である。なお、山岳では、滋賀県伊吹山(いぶきやま)で日降雪量230センチメートル、最深積雪1182センチメートル(1927)という観測がある。日本の太平洋側と日本海側の年降水量の分布をみると、前者は6月から10月ごろに多いが、後者は降雪のために冬に多く、著しい対照を示している。
 昭和の時代に入ってからのおもな豪雪は、1927年(昭和2)の豪雪、第二次世界大戦末期の1945年(昭和20)の豪雪、1963年(昭和38)の「三八(さんぱち)豪雪」、1981年の豪雪などがある。その後、2006年(平成18)に「〇六(ぜろろく)豪雪」とよばれる豪雪が発生している。
 豪雪は交通の障害や雪崩(なだれ)による被害を伴うほか、産業や生活に多大の被害を与える。国土の3分の1を占める豪雪地帯の振興は、日本の社会や経済の発展のうえで大きな課題といえる。[安藤隆夫・饒村 曜]
『国土庁地方振興局編『豪雪地帯の現状と対策――活力と魅力ある雪国づくりに向けて』(1991・大蔵省印刷局) ▽日本積雪連合編・刊『雪の科学的研究50年の歩み 豪雪譜』(1998) ▽蓑輪喜作著『山間豪雪地帯に生きる 1960年代新潟県松代町農村労働組合のたたかい』(2003・光陽出版社)』

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

ごう‐せつ ガウ‥【豪雪】
〘名〙 異常に多い降雪。大雪。
※錬成スキーと雪・冬山(1944)〈河上寿雄〉三「此処は越後湯沢に近い日本でも豪雪地として知られた処である」

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