●責任【セキニン】
デジタル大辞泉
せき‐にん【責任】
2 自分のした事の結果について責めを負うこと。特に、失敗や損失による責めを負うこと。「事故の
3 法律上の不利益または制裁を負わされること。特に、違法な行為をした者が法律上の制裁を受ける負担。主要なものに民事責任と刑事責任とがある。
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世界大百科事典 第2版
せきにん【責任】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
責任
せきにん
人間の行為が自由な行為であり、その行為の原因が行為者にある場合に、その行為ならびに行為の結果に関して、法的または道徳的な責任が行為者に帰せられる。したがって、外部から強制された行為や、幼児や精神錯乱者の行為に関しては、その原因が行為者の自由な決定のうちにはないとして、責任が問われないのが普通である。そしてこの二極の間に、行為の責任をどこまで問いうるかに関して、さまざまな段階が考えられる。行為に関して、その意図よりも結果を重視するのが責任倫理であって、意図の善(よ)さに重きを置く心情倫理に対立する。サルトルも実存の自由な創造には責任が伴うことを強調した。また責任は英語ではリスポンシビリティresponsibility、ドイツ語ではフェルアントボルトゥングVerantwortungで、いずれも他人に応答する責めを負うことを原義とするが、人間の本来的関係を「我(われ)と汝(なんじ)」に置く見方からは、責任は本来、汝に対する我の応答であるとされる。
[宇都宮芳明]
なお、責任の語がつく用例としては、政治的責任、法律的責任(刑事責任・民事責任)があり、これについては各項目を参照されたい。
[編集部]
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精選版 日本国語大辞典
せき‐にん【責任】
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