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貴金属【ききんぞく】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

貴金属
ききんぞく
noble metal
一般には高価な金属をいうが,化学的には卑金属 base metalに対する語で,電極電位が高くイオン化しにくく,したがって空気中で加熱しても化されにくい金属のことである。金,および白金族6元素 (ルテニウム,ロジウム,パラジウム,オスミウムイリジウム,白金) など,俗にいう貴金属とだいたい一致している。しかし銅は鉄より貴であるというようにもいい,この場合は銅の電極電位が鉄のそれより高いという意味である。用途は装身具,歯科合金がよく知られているが,金は LSIの材料として重要であり,白金族元素は融点が高く,耐食性,触媒作用が強いので電気接点,化学触媒などに広く用いられる。 (→貴金属合金 )

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

き‐きんぞく【貴金属】
産出量が少なく、貴重な金属。空気中で酸化されにくくて酸類などにも冒されにくい。白金イリジウムなど。⇔卑金属

出典:小学館
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世界大百科事典 第2版

ききんぞく【貴金属 noble metal】
金属を分類するときの用語の一つで,卑金属に対する語。通常は,金Au,銀Ag,および白金族元素のルテニウムRu,ロジウムRh,パラジウムPd,オスミウムOs,イリジウムIr,白金Ptをいう。化学的には,単体として産し,イオン化傾向が小さく,酸類などとは直接反応しにくく,空気中では酸化されにくい,ということで,上記の金属以外に銅Cuおよび水銀Hgをも含めていうのが普通である。【中原 勝儼】
[金属材料としての貴金属]
 金属材料の分類では,金,銀,白金族金属およびそれらの合金をまとめて貴金属precious metalという。

出典:株式会社平凡社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

貴金属
ききんぞく
noble metal

化学的にみてイオン化エネルギーが水素のそれよりもはるかに大きく、酸および酸化剤に侵されない金属。金、白金、ルテニウム、ロジウム、オスミウム、イリジウムなどがある。銀は溶存酸素がなければ非酸化性の酸に溶けず、一般に貴金属の仲間に入れられることが多い。貴金属は通常の使用環境中では高い耐食性をもち、通貨、装飾品、電極、電気接点、めっき、歯科用材料、化学器具などに使用される。

 貴金属は合金にして使用されることも多い。たとえば装飾用には14または18カラット(カラットは純度を表す尺度で、純金を24カラットとする)、歯科用の金冠には22カラットの金‐銀‐銅合金を用いる。ニッケルを10~20%、銅を2~20%、亜鉛を2~10%含む金合金は銀白色で、ホワイトゴールドとよばれ装飾用や歯科用に用いる。ロジウムを10または13%含む白金合金は測温用熱電対(つい)として、イリジウムを15および20%含む白金合金はそれぞれ標準尺度用および標準重量用に使用される。

 金や白金も特殊な環境中では腐食される。金は乾燥ハロゲン、とくに臭素には侵される。塩酸と硝酸の混酸である王水や、溶存酸素を含む青化カリ溶液には溶解する。白金も王水中では腐食する。高温の塩化第二鉄溶液も白金を侵食する。

[杉本克久]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

き‐きんぞく【貴金属】
〘名〙 (産出量の少ない貴重な金属の意) 金、銀、白金など、空気中で酸化することなく、他の物質の化学作用をほとんど受けない金属。〔稿本化学語彙(1900)〕

出典:精選版 日本国語大辞典
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化学辞典 第2版

貴金属
キキンゾク
noble metal

金,銀,白金族の元素.これらは空気中で酸化されず,酸などにも溶けにくく,また化学的親和力が小さいため,自然界には単体として産出する.金属は空気中で光沢を失わず産出量も少ないので,貴金属といわれる.これに対する用語として卑金属がある.

出典:森北出版「化学辞典(第2版)」
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