@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

賭博場開帳図利罪【とばくじょうかいちょうとりざい】

日本大百科全書(ニッポニカ)

賭博場開帳図利罪
とばくじょうかいちょうとりざい

自分の利益を図るために自らが主宰して賭博場を開設する罪。刑法第186条2項は3月以上5年以下の懲役刑を定めている。刑法では「賭博場開張等図利」と表記する。カジノを開設する行為や、電話等で申し込みを受けて試合結果に基づいて賭客に配当金を支払い寺銭(てらせん)等を徴収するなどの方法を用いて行う野球賭博の開催行為などが、その例である。自分の利益を図る目的というのは、寺銭や手数料の名目で賭博場開設の対価を得ることを意味する。賭博場開帳行為を犯罪行為として処罰する趣旨は、勤労によって財貨を取得するという健全な勤労観念を守ることにあるとされている。その意味で、この罪は社会的法益を害する罪に分類されている。

 なお、刑法第186条2項は、賭博場開帳図利罪とあわせて、職業的な賭博行為者(博徒)を取り仕切って縄張り内で賭博を行う便宜を提供する行為を博徒結合罪とし、賭博場開帳図利罪と同一の刑に処すると定めている。

[川﨑英明 2017年10月19日]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

賭博場開帳図利罪」の用語解説はコトバンクが提供しています。

賭博場開帳図利罪の関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation