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赤外線望遠鏡【せきがいせんぼうえんきょう】

知恵蔵

赤外線望遠鏡
天体から来る赤外線観測する望遠鏡地上では、可視光を観測する普通の望遠鏡で赤外線の観測も行う。しかし、波長2.5μm(マイクロメートル)を超える赤外線では、望遠鏡本体や周辺装置の熱雑音(熱放射)の影響が大きいため、雑音を軽減する工夫が必要となる。波長5〜100μmの中間赤外線や遠赤外線の観測には天文衛星が必要。オランダ、英国、米国が共同で打ち上げたIRAS(Infrared Astronomical Satellite)、欧州宇宙機関(ESA)のISO(Infrared Space Observatory)など(共に運用終了)が代表的な赤外線天文衛星。現在運用中のものに、NASAのスピッツァ宇宙望遠鏡、JAXAあかりがある。
(谷口義明 愛媛大学宇宙進化研究センターセンター長 / 2007年)

出典:(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」

デジタル大辞泉

せきがいせん‐ぼうえんきょう〔セキグワイセンバウヱンキヤウ〕【赤外線望遠鏡】
天体が発する赤外線領域の電磁波を観測するため望遠鏡。波長が可視光に近い近赤外線および中赤外線の短波長側は地上の光学望遠鏡と同じ光学系で捉えられるため、近年光学赤外線望遠鏡が利用される。中赤外線の長波長側および遠赤外線を観測するためには、望遠鏡本体の熱放射の影響を取り除く専用の観測装置をもつ赤外線天文衛星が必要となる。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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世界大百科事典 第2版

せきがいせんぼうえんきょう【赤外線望遠鏡 infrared telescope】
天体の放射する赤外線を観測するための望遠鏡。赤外線を透過するレンズが作りにくいので一般に反射望遠鏡が使われる。また,反射鏡反射率がよく,赤外線の放射を少なくするため金蒸着されることが多い。赤外線観測は大気中に含まれる水や炭酸ガスの吸収を受けて,地上からの観測は大きな制約を受ける。そのため観測できる波長は20μm以下の,しかも吸収の少ない波長帯に限られる。また大気の熱放射は赤外領域に極大をもっているため,天体からの微弱な赤外線を観測する場合に大きな障害となっている。

出典:株式会社平凡社
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