●赤道儀【せきどうぎ】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
赤道儀
せきどうぎ
equatorial telescope
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デジタル大辞泉
せきどう‐ぎ〔セキダウ‐〕【赤道儀】
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世界大百科事典 第2版
せきどうぎ【赤道儀 equatorial mounting】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
赤道儀
せきどうぎ
天体望遠鏡の架台の一形式。地球の自転の反映として、天体は天の南北極を中心として東から西へ回転する。この天体を追尾するには、地軸と平行に設けた極軸の周りに望遠鏡を回転させることが、もっとも簡単な方法である。任意の方向に向けるために、極軸と直交する赤緯軸を設け、さらにこれに直角に望遠鏡を取り付ける。両軸を回していったん天体に望遠鏡を向けると、あとは極軸の周りに等速度で駆動するだけでよい。商用電源で同期電動機を回すものが多い。
赤道儀は、極軸の支え方と赤緯軸の配置によっていろいろな形式に分かれる。極軸の端に赤緯軸をもつドイツ式、極軸を両端で支え、中間に赤緯軸を置くイギリス式、その極軸を中間で二つに分け、その間に望遠鏡を置くヨーク式、これを片持ちにしたフォーク式、極のまわりも観測できるようにヨーク式の上側軸受を馬蹄(ばてい)形にした形式のものなどがある。ドイツ式は比較的小型のものに、馬蹄形軸受は大型望遠鏡に用いられる。赤道儀は天体の追尾が容易に行えるので、小型望遠鏡から大型望遠鏡まで広く用いられている。しかし大型光学望遠鏡や電波望遠鏡では、重力に対して対称性のよい経緯台式架台が採用される方向にある。
[西村史朗]
『天文ガイド編集部編『ポータブル赤道儀の作り方』(1979・誠文堂新光社)』▽『藤井旭著『藤井旭の天体望遠鏡ガイド』(1990・誠文堂新光社)』▽『天文ガイド編集部編『天体望遠鏡の作り方2 機材のチューンナップからポータブル赤道儀まで』(1999・誠文堂新光社)』
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精選版 日本国語大辞典
せきどう‐ぎ セキダウ‥【赤道儀】
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