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赤鉄鉱【せきてっこう】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

赤鉄鉱
せきてっこう
hematite
Fe2O3鏡鉄鉱ともいう。六方晶系菱面体晶族の鉱物結晶は,底面の発達した六角板状,鱗片状をなし,土状の集合体としても産する。硬度5~6,比重 5.26。結晶は金属光沢。鋼黒色,条痕赤色の重要な鉱石物で,接触交代鉱床,堆積岩中の鉱層火山昇華物として産する。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

せき‐てっこう〔‐テツクワウ〕【赤鉄鉱】
の酸化物からなる鉱物。結晶質のものは灰黒色、塊状産出するものは赤色。三方晶系。最も重要な鉄の鉱石。ヘマタイト

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世界大百科事典 第2版

せきてっこう【赤鉄鉱 hematite】
磁鉄鉱とともに鉄の重要な鉱石鉱物。化学組成Fe2O3。六方晶系。板状,菱面体,塊状,柱状,腎臓状,鍾乳石状のもの,また土状のものもある。扁平な板状結晶は金属光沢が強く,はがね色を呈し,鏡鉄鉱と呼ばれる。粉状のものは赤褐色土状。モース硬度5~6,比重5.26。条痕は赤色ないし赤褐色。赤鉄鉱の主要な産状は次の通りである。(1)アメリカのスペリオル湖地域やアパラチア山脈などに発達する大規模な赤鉄鉱鉱層は堆積鉱床で,含水鉄酸化物,鉄炭酸塩,磁鉄鉱,鉄ケイ酸塩などを伴う。

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日本大百科全書(ニッポニカ)

赤鉄鉱
せきてっこう
hematite

鉄の鉱石鉱物の一つ。磁赤鉄鉱とは同質異像関係にある。堆積(たいせき)岩、あるいはその変成産物として産し、巨大な鉱床を形成するほか、接触交代鉱床(スカルン型鉱床)、各種熱水鉱床、鉱床酸化帯、ある種の火山岩、低変成度の広域変成岩、花崗(かこう)岩質ペグマタイトやチャートの着色成分として産する。自形は六角板状あるいは短柱状である。堆積岩中では、腎臓(じんぞう)状あるいは魚卵状集合をつくる。日本では、岩手県和賀仙人(わがせんにん)鉱山(閉山)、新潟県新発田(しばた)市赤谷(あかたに)鉱山(閉山)などで鉱石として採掘された。英名は、ギリシア語で血赤色を意味するヘマチチスにちなむ。これはその条痕(じょうこん)が赤色であることによる。なお、結晶面のよく発達したものを鏡鉄鉱、底面に平行な裂開が発達したものを雲母(うんも)鉄鉱ということがある。また、これらをまとめて輝鉄鉱とよんだこともある。赤色の顔料として用いられる。

[加藤 昭 2017年8月21日]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

せき‐てっこう ‥テックヮウ【赤鉄鉱】
〘名〙 酸化第二鉄を主成分とする鉱物。製鉄原料として重要。少量のチタンを含み、板状・柱状・塊状・土状などでもろい。六方晶系。金属光沢を有し暗灰色または鉄黒色で土状のものは赤色。接触鉱床中、熱水鉱床中などに産する。〔鉱物字彙(1890)〕

出典:精選版 日本国語大辞典
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化学辞典 第2版

赤鉄鉱
セキテッコウ
hematite

ヘマタイトともいう.化学組成はα形の酸化鉄(Ⅲ)Fe2O3である.結晶系は六方晶系で,モース硬さ 5.5~6.5.密度4.9~5.3 g cm-3.色は赤褐色ないし黒.化学沈殿鉱床,接触鉱床,交代鉱床などとして産出することが多い.産出に際し,少量のFeOやTiO2を含むことがある.鉱石の外観から輝鉄鉱(鏡鉄鉱),雲母鉄鉱,マータイト,代しゃ石,魚卵状赤鉄鉱,繊維状赤鉄鉱,ち密赤鉄鉱などに区別される.ち密赤鉄鉱は鉄鋼原料として使用される.輝鉄鉱は金属光沢をもち,鋼灰色で鏡のように輝き,装飾品として用いられる.

出典:森北出版「化学辞典(第2版)」
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