●越前【エチゼン】
デジタル大辞泉
えちぜん〔ヱチゼン〕【越前】




「―は一生幼な顔うせず」〈柳多留・二四〉
出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
デジタル大辞泉プラス
越前
出典:小学館
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
精選版 日本国語大辞典
えちぜん ヱチゼン【越前】
[1]
[一] 北陸道七か国の一国。越国(こしのくに)が、天武天皇のとき、三分してできる。鎌倉時代は、比企・大内・島津・後藤氏が守護。南北朝時代は斯波(しば)氏、応仁の乱で朝倉氏が勢力を伸ばし、江戸時代は徳川秀康が支配。廃藩置県で敦賀・福井・足羽県に分かれ、のち福井県の北半部となる。
[二] 鎌倉前期の女流歌人。大中臣公親の子。七条院殖子、嘉陽門院礼子に女房として仕えた。「正治二年院初度百首」「千五百番歌合」「現存和歌六帖」などの作者。家集があったが伝わらない。「新古今集」以下の勅撰集に二六首入集。生没年未詳。
[2]
① (越前福井藩主松平家の行列に立てる槍には熊の毛皮をかぶせ、俗に「皮かむり槍」と呼ばれたところから) 包茎をいう。
※滑稽本・風来六部集(1780)痿陰隠逸伝「亀陵高(かりたか)あれば、越前あり」
② 自身番の番太郎の異称。越前出身者が多いのによる。
※雑俳・川柳評万句合‐安永四(1775)鶴四「ひるかづさ夜はゑちせんまわるなり」
出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
「越前」の用語解説はコトバンクが提供しています。
●越前の関連情報