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軍楽隊【グンガクタイ】

デジタル大辞泉

ぐんがく‐たい【軍楽隊】
軍隊に所属し、軍楽を演奏する楽隊

出典:小学館
監修:松村明
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世界大百科事典 第2版

ぐんがくたい【軍楽隊】
軍隊に属する楽隊で,士気の鼓舞,軍隊の広報,および国家的行事の儀典用音楽の演奏をおもな目的としており,野外での活動が多いために実用上〈吹奏楽団〉編成が主体となっている。しかし〈管弦楽団〉編成や,吹奏楽と管弦楽など二つ以上の編成を兼ねるもの,あるいはバッグパイプなどのような民俗楽器によるもの,さらに鼓笛隊やビューグル隊bugle bandなどといったさまざまな演奏形態も用いられる。ただし英語のミリタリー・バンドmilitary‐bandは〈軍楽隊〉に限らず,広く〈吹奏楽団編成〉の意味に使われることが多い。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

ぐんがくたい【軍楽隊】
軍楽を演奏するための部隊。金管楽器と打楽器が主体。

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

軍楽隊
ぐんがくたい
military band
陸軍、海軍、空軍、警察などに所属する楽隊。当初は合図や行進など軍の行動のための実用目的から結成されたが、のちに種々の国家的行事などにおける音楽を担当する任務も加わった。起源は古く、ユダヤ教や古代ローマの時代から存在したが、今日の形の軍楽隊の基礎は17世紀にフランスで形成されたもので、オーボエ、ファゴット、ドラムで編成された。プロイセンのフリードリヒ2世(大王)の軍楽隊はクラリネット、ホルンを加え、また1800年ごろには『トルコ行進曲』にみられるようなトルコの軍楽がヨーロッパで流行し、シンバルをはじめとする打楽器が多く加えられた。ナポレオンの軍楽隊は、これらの楽器のほかピッコロ、トロンボーンなどを加え、1845年にはA・サックスの楽器改良を取り入れてサクソフォーンが採用されている。軍楽隊は野外での奏楽が主であるため、音量の乏しい弦楽器や、可搬性のない楽器(ピアノなど)は通常含まれない。
 演奏曲目は行進曲や儀式用の音楽が中心であったが、とくにフランスでは軍楽隊出身者がパリ音楽院の教授を務めるなど、技術的洗練と芸術性を探究する土壌を背景に、ベルリオーズらが軍楽隊用の優れた作品を発表した。
 現在、フランス陸軍参謀本部付の共和国親衛隊軍楽隊であるギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団が世界的に有名である。またイギリスのように、イングランド、スコットランド、アイルランド、ウェールズの軍楽隊があって、各地伝承の民謡をレパートリーに加えて特色があり、バッグパイプ隊を併置しているスコッツ・ガードのような特殊な編成のものもある。
 日本には、1853年(嘉永6)アメリカのペリー提督が来日した際、2組の軍楽隊が同行している。幕府および各藩が西洋の軍制を採用するに際し、洋式訓練の一部として鼓隊(こたい)あるいは鼓笛(こてき)隊が編成された。1869年(明治2)には、当時横浜に駐屯していたイギリス海軍歩兵隊第10番大隊付軍楽隊楽長フェントンの指導を受けた薩摩(さつま)藩軍楽隊が編成されている。71年、兵部省が陸軍省と海軍省に分けられるのに伴い、陸・海の両軍楽隊が誕生した。このとき発足した兵学寮教導団軍楽隊が後の陸軍戸山学校軍楽隊である。陸海軍の軍楽隊は数次の戦争や軍縮のつど、組織や人員に増減・変遷はあったが、1945年(昭和20)の軍隊解体まで続く。1905年(明治38)からは演奏会を東京・日比谷(ひびや)公園で開くなど、日本の洋楽普及への貢献は大きいものがあった。[美山良夫]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

ぐんがく‐たい【軍楽隊】
〘名〙 軍楽を演奏するために編成されている部隊。
※風俗画報‐七一号(1894)観兵式「軍楽隊(グンガクタイ)は、陛下の御前三十歩を通過し」

出典:精選版 日本国語大辞典
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