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軟派【ナンパ】

デジタル大辞泉

なん‐ぱ【軟派】
[名](スル)
強硬な意見・主義などをもたない一派。「軟派の議員」⇔硬派
女性と交際したり、服装に気をつかったりすることを好む態度。また、そのような人や、一派。「軟派の学生」⇔硬派
新聞・雑誌などで、文化・芸能・社会関係の記事や記者。「軟派の雑誌」⇔硬派
街頭などで声をかけて、男性が女性を誘うこと。「軟派して遊びに行く」

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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世界大百科事典 第2版

なんぱ【軟派】
一般には〈強硬な意見を主張する硬派〉の対立概念として,意見や主張が弱な集団または個人,あるいはその属性を意味するが,個々の局面では,さまざまに対立する属性を〈硬と軟〉にわけて,隠喩的に表現するために用いられることが多い。例えば,いつの時代にも,一般市民の良識の世界からはみ出して,その顰蹙(ひんしゆく)を買うみずからの品行の悪さを誇ることにより,自己の存在証明を確かめようとするいわゆる“不良少年少女”が存在するが,彼らのライフスタイルを類型化する際に,主として〈腕力をふるい暴力行為に傾斜するもの〉を硬派と呼ぶのに対して,〈異性との交遊や華美な服装に流れるもの〉を軟派と呼び,現在では異性との交遊を求める行為を〈ナンパする〉などといい,動詞的にも用いられる。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

精選版 日本国語大辞典

なん‐ぱ【軟派】
〘名〙
① 意見や主義が軟弱な党派。強硬な主張をすることのできない者。⇔硬派
※東京日日新聞‐明治二五年(1892)一月三日「査定案賛成者は自ら称して硬派といひ、反対党を目して軟派と呼び」
② 新聞・雑誌で、社会面や文芸、またはつや物などの記事を担当する部門やその記者。⇔硬派
※風俗画報‐二二八号(1901)三十間堀「本社の職員は社長の外編輯員四十名にして、内硬派を十七名とし軟派を十六名とす」
③ 異性との交遊や、華美な服装を好んでする青少年の一派。⇔硬派
※ヰタ・セクスアリス(1909)〈森鴎外〉「その頃の生徒仲間には軟派と硬派とがあった」
④ (━する) 転じて、俗に、街頭で声をかけて異性をさそうこと。
※金魂巻(1984)〈渡辺和博・タラコプロダクション〉放送作家「街でナンパしたテレビに出たりしないフツーの女子大生や高校生です」
⑤ 取引市場で、相場が先ゆき下落すると見越して売りに出る人々。弱気筋。
[語誌](1)明治時代の新語で、当初は①のように政治用語であった。
(2)①を新聞などの担当部門や青少年の生活態度に応用して②や③の用法が生じた。

出典:精選版 日本国語大辞典
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