●軟膏【なんこう】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
軟膏
なんこう
ointment
油脂類,ワセリン,ラノリン,グリセリン,ろうなどを基剤とし,それに主薬を混ぜた外用薬。外傷,皮膚病などの治療に用いる。常温でチーズ程度の粘稠度をもち,体温で軟らかくなる。抗生物質,ステロイド,抗ヒスタミン剤など,目的に応じて各種のものがつくられている。
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デジタル大辞泉
なん‐こう〔‐カウ〕【軟×膏】
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世界大百科事典 第2版
なんこう【軟膏 ointment】
皮膚に塗布する適当な稠度の半固形の外用剤で,体温で軟化,または溶けるもの。いわゆる〈ぬりぐすり〉。創傷または病的皮膚の被覆保護,収斂(しゆうれん),防腐などの局所作用があるが,健康な皮膚からの吸収によって経口薬と同じような効果を期待するものが開発されつつある。軟膏は基剤によって油脂性軟膏,乳剤性軟膏,水溶性軟膏の3種に大別され,症状によって使い分けられる。【杉原 正泰】
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精選版 日本国語大辞典
なん‐こう ‥カウ【軟膏】
〘名〙 脂肪、ラノリン、ワセリンなどを基剤として、ほかの医薬品を混和した半固形状の外用薬。外傷や皮膚疾患に使われる。軟膏剤。⇔硬膏。
※七新薬(1862)一「外用は之を軟膏となす」
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