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転回【てんかい】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

転回
てんかい
inversion
音楽用語。音の上下の関係を逆にすること。音程和音旋律の転回がある。 (1) 音程の転回 音程を構成する音のうち,高いほうをオクターブ下に,あるいは低いほうをオクターブ上にする。その場合の音程度数は 9 から初めの音程の度数を引いたものになり,性格は完全 ⇔ 不完全,長 ⇔ ,増 ⇔ に変化する。 (2) 和音の転回 和音の最下音に根音以外の音をおく場合。三和音の場合は第1転回により六の和音,第2転回により四六の和音となり,七の和音は第1転回により五六の和音,第2転回により三四の和音,さらに第3転回では二の和音を生じる。 (3) 旋律の転回 反行とも呼ばれ,旋律の上下行の動きを逆にする。フーガカノンの重要な対位法的技法の一つであり,12音音楽における基本的手法の一つ。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

てん‐かい〔‐クワイ〕【転回】
[名](スル)
ぐるりと回ること。また、回すこと。回転。
向きが変わること。また、向きを変えること。「船の進路が180度転回する」
方針などが大きく変わること。また、方針などを大きく変えること。「増税から減税にと政策が転回する」
体操で、からだを回転させる運動。前方転回・後方転回・空中転回など。
和音で、根音以外の音が最下声となるように、音の上下関係を置き換えること。「ドミソの和音をミソドに転回する」

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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大辞林 第三版

てんかい【転回】
スル
正反対に方向を変えること。また、大きく方向を変えること。 船の針路を北に-する
ぐるぐるまわること。回転。 小車の-するが如きもの/三日月 浪六
音の上下を移しかえること。
音程をなす二音のうち低い音を八度上に、または高い音を八度下に移すこと。例えば五度の転回は四度となる。
ある和音の根音以外の音を最低音として和音を構成すること。例えば三和音では、第一転回、第二転回の二通りができる。
旋律を構成している音程に応じて上行と下行を逆にすること。
体操で、体の軸を移動させて回ること。

出典:三省堂
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精選版 日本国語大辞典

ころげ‐まわ・る ‥まはる【転回】
〘自ラ五(四)〙 ころがってあちこちに動き回る。しきりにころがる。
※滑稽本・古朽木(1780)三「余りの苦しさにのた打てころげ廻れば笠が又邪魔になる」

出典:精選版 日本国語大辞典
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ころび‐まわ・る ‥まはる【転回】
〘自ラ五(四)〙
※天理本狂言・抜殻(室町末‐近世初)「かなしやと云て、ないて、ころびまわって、面をはづす」
② それからそれへとめぐり歩く。転々と移動する。
※浮世草子・五箇の津余情男(1702)三「其国々のつくし銀がころび廻ればこそ、廓の内には六月の土用のうちにも生肴」

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てん‐かい ‥クヮイ【転回】
〘名〙
① めぐりまわること。また、ぐるっとまわすこと。回転。〔いろは字(1559)〕
※漂荒紀事(1848‐50頃)四「洞の周囲は〈略〉種々の宝玉、転廻畳曲し、千状万態の奇壁を為す」
② 方向などを転じること。また、方向がかわること。
※泣かん乎笑はん乎(1890)〈北村透谷〉「世の風潮を転廻するは豈に容易ならんや」
③ 器械体操の一つで、マット上で身体を回転させること。また、その運動。前方転回・後方転回・側方転回・空中転回などがある。
④ 西洋音楽の音程で、下の音がオクターブ上に、または上の音がオクターブ下におきかえられ、長音程が短音程に、短音程が長音程に、また、増音程が減音程に、減音程が増音程にかわること。音程の転回。

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