●軽工業【けいこうぎょう】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
軽工業
けいこうぎょう
light industry
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デジタル大辞泉
けい‐こうぎょう〔‐コウゲフ〕【軽工業】
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世界大百科事典 第2版
けいこうぎょう【軽工業】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
軽工業
けいこうぎょう
もともと、その工業の生産物が軽いものを軽工業、重いものが重工業ということから出たことば。一般的には、いろいろな工業のなかで、主として生産手段生産部門=第一部門を重工業(または重化学工業)とよび、消費資料生産部門=第二部門を軽工業とよんでいる。鉄鋼、石炭、機械、船舶などを生産する工業が重工業であるのに対して、綿、絹、麻、羊毛などを生産する工業が軽工業である。軽工業の場合、工場の建物や設備に要する資本は少なく、したがって資本の有機的構成が低く、逆に重工業および化学工業を含む重化学工業では、工場の設備、機械には巨額な資金が当然に必要であり、有機的構成は高い。普通、資本主義的生産は、大量生産が可能な大衆の生活必需品という観点から、利潤獲得に有利な軽工業から発達した。このような軽工業の発展は、当然のこととして軽工業生産に必要な機械や原材料の生産を促し、その結果、重工業が発展してくるようになる。こうして繊維生産の発展に必要な染料工業、農業生産に必要な化学肥料工業、さらには化学工業の発展全体に必要な工業薬品工業(たとえばソーダ、硫酸、硝酸など)が展開するようになる。
このように、ある国の資本主義生産の発展における産業構成のなかで、軽工業に対して重(化学)工業の比重が大きくなることを「産業構成の高度化」とよび、各国資本主義間の比較を行う場合がある。
[加藤幸三郎]
『楫西光速他編『講座中小企業1』(1960・有斐閣)』
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精選版 日本国語大辞典
けい‐こうぎょう ‥コウゲフ【軽工業】
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