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軽水炉【けいすいろ】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

軽水炉
けいすいろ
light-water reactor
軽水 H2O を減速材と冷却材に使うタイプの原子炉の総称。沸騰水型原子炉 BWR加圧水型原子炉 PWRがあり,どちらも早くからアメリカで開発され,原子力発電所や原子力船などのための原子炉として発展,世界的に普及して原子力利用の中核としての地位を確保した。燃料は主として濃縮ウランである。世界中で稼働している発電用原子炉の6割強が軽水炉である。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

けいすい‐ろ【軽水炉】
減速材軽水(普通の水)を用いる原子炉総称。軽水は中性子を吸収しやすいため、燃料には濃縮ウランを使う。炉心の熱を高温高圧の水として取り出す加圧水型(PWR)と、炉心の熱で直接蒸気を発生させる沸騰水型(BWR)がある。軽水型原子炉LWR(light water reactor)。→重水炉黒鉛炉
[補説]世界の原子炉の8割以上が軽水炉で、その8割をPWRが占める。日本の原子炉はすべて軽水炉で、PWRとBWRが同数となっている(2015年3月現在)。

出典:小学館
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世界大百科事典 第2版

けいすいろ【軽水炉 light water nuclear reactor】
冷却材を兼ねた減速材に加圧した軽水を用い,低濃縮ウランもしくは若干プルトニウムを混合したウランの酸化物を燃料として用いる原子炉をいう。冷却材に沸騰を許し,生成する水蒸気を直接利用する(直接サイクル)沸騰水型原子炉boiling water reactor(略称BWR)と,冷却材に沸騰を許さず炉心で高温になった水を蒸気発生器に導き,そこで別の水に熱を伝えて蒸気を発生させる(間接サイクル)加圧水型原子炉pressurized water reactor(略称PWR)とがある。

出典:株式会社平凡社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

軽水炉
けいすいろ

軽水減速軽水冷却型原子炉のことを略して軽水炉、あるいはLight-Water Reactorの頭文字をとってLWRともいう。この原子炉はアメリカで開発された商業用発電炉で、世界の原子力発電の主流を占めており、出力密度が高いことが特徴である。中性子の減速材には普通の水、すなわち軽水が使われており、同時にこの水が炉心を冷却する冷却材の役割をしている。燃料には基本的に約3%に濃縮された二酸化ウランが使われている。

 軽水炉には加圧水型原子炉と沸騰水型原子炉があり、前者はPressurized-Water Reactorの頭文字をとってPWRあるいは単にP、後者はBoiling-Water Reactorの頭文字をとってBWRあるいは単にBという。PWRはアメリカの二大メーカーの一つであるウェスティングハウス社が開発したもので、日本では三菱(みつびし)重工業と東芝が技術提携し、日本原子力発電、関西電力、四国電力、九州電力、北海道電力がそれを導入している。これに対してBWRはゼネラル・エレクトリック社が開発したもので、日本では日立製作所、東芝が技術提携し、日本原子力発電、東京電力、東北電力、中部電力、中国電力、北陸電力、電源開発(J-POWER)がそれを導入している。

[桜井 淳]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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化学辞典 第2版

軽水炉
ケイスイロ
light water reactor

一般的には,通常の水(軽水)を減速材,冷却材に使用する原子炉.慣用的には,発電用原子炉で原子炉圧力容器に軽水を満たし,3% 程度の低濃縮ウランを燃料とする原子炉.発電炉の主流で,世界の80% 以上を占める.325 ℃,150 atm 程度の高温・高圧に加熱した水を蒸気発生器(熱交換器)に送り,発生させた蒸気で発電機のタービンを駆動する加圧水型動力炉(PWR)と,圧力容器内で直接発生させた蒸気を用いる沸騰水型動力炉(BWR)の2種類がある.PWR,BWRの順に1950年代にアメリカで開発された.現在,世界の発電用軽水炉の3/4がPWRである.

出典:森北出版「化学辞典(第2版)」
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精選版 日本国語大辞典

けいすい‐ろ【軽水炉】

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