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軽羹【かるかん】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

軽羹
かるかん
蒸し菓子一種。鹿児島地方の名産で,安政年間 (1854~60) ,島津公の菓子司八島六兵衛によって創作された。原料は軽羹粉 (うるち米粉) と砂糖で,砂糖にやまのいもをすりおろして加え,すり混ぜ,軽羹粉を加えてよく練り,せいろうで蒸したもの。これにこしあんを入れた軽羹饅頭 (まんじゅう) も名産として賞味されている。

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デジタル大辞泉

かる‐かん【軽×羹】
ヤマノイモをすりおろし、糝粉(しんこ)と砂糖を合わせて蒸した菓子。鹿児島県の名菓

出典:小学館
監修:松村明
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世界大百科事典 第2版

かるかん【軽羹】
鹿児島名物の蒸菓子。ヤマノイモをおろし,かるかん粉と呼ぶうるち米の粉と砂糖を加え,よくすり混ぜて蒸し上げる。白色のカステラ状を呈し,独特の味と舌ざわりがある。安政年間(1854‐60)島津斉彬(なりあきら)が作らせたものとする説があるが,江戸日本橋本町の菓子舗,紅谷志津摩(べにやしづま)の文化7年(1810)の目録に〈軽羹 壱箱 代六匁〉と見えるから,江戸ではそれ以前から製造販売されていたことがわかる。

出典:株式会社平凡社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

軽羹
かるかん
鹿児島県の名菓で、特産のヤマノイモを原料とした蒸し菓子。10月から4月までの季節菓子である。軽羹の製法は、ヤマノイモ1キログラムをすりおろし、これにやや粗い粳米(うるちまい)の粉1キログラムと上白糖1.1キログラムをあわせてこね、蒸籠(せいろう)で蒸す。これだけの重量が、蒸し上がりには1キログラムほどに軽くなってしまう。軽い羹(あつもの)の意から軽羹と名づけられた。軽羹の素材で漉し餡(こしあん)をくるみ、蒸し上げたものが軽羹まんじゅうである。軽羹が鹿児島で誕生したのは1854年(安政1)である。明石(あかし)の人、八島六兵衛が江戸で仕法を学び、月堂(ふうげつどう)の推挙で薩摩(さつま)藩御用菓子司となって鹿児島入りしたときにもたらされたといわれる。六兵衛は生国にちなみ明石屋を屋号としたが、現在では多くの店が軽羹を手がけている。[沢 史生]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

かる‐かん【軽羹】
〘名〙 菓子の名。すりおろしたヤマノイモに、糝粉(しんこ)、砂糖などを加えてこね、蒸したもの。軽いあつものの意と白い軽石のようなきめの粗さから名づけられたといわれる。鹿児島の名菓。
※随筆・一話一言(1779‐1820頃)二六「本朝紅谷志津摩家菓子譜 蒸菓子類〈略〉一 軽羹 壱箱 代六匁」

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