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透析【とうせき】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

透析
とうせき
dialysis
コロイド,高分子化合物精製法の1つ。低分子化合物,塩類などを不純物として含むコロイド溶液または高分子溶液半透膜 (セロハン膜など) に包み,多量の溶媒に接しておくか,または絶えず新しい溶媒の流れの中におくと,低分子化合物やイオン類は半透を通り抜けて溶媒中に拡散していくが,コロイド粒子や高分子化合物は半透膜内にとどまる。このようにしてコロイド粒子や高分子化合物だけを取出すことができる。 (→人工透析 )

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

とう‐せき【透析】
[名](スル)セロハン膜などの半透膜を用いて、コロイド溶液高分子溶液から低分子の不純物を除去すること。「人工透析

出典:小学館
監修:松村明
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編集協力:田中牧郎、曽根脩
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岩石学辞典

透析
岩石の分解作用.現在では溶液中の物質分離の方法に普通に用いられる[Naumann : 1849].化学では一般に,膜を通した溶質分子の移動をいう[長倉ほか : 1998].demorphism, katamorphismと同じ.ギリシャ語のdialyoは割れる,分裂するの意味.人工腎臓などに用いられる.

出典:朝倉書店
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栄養・生化学辞典

透析
 半透膜を使って,コロイド溶液から低分子物質,イオンなどを除くこと.

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世界大百科事典 第2版

とうせき【透析 dialysis】
膜を通って溶質分子が移動する現象を透析といい,溶媒分子の移動を浸透という。溶質の移動が濃度差によって起こるときは,とくに拡散透析と呼ばれることがある。透析は昔から酵素,タンパク質など生体試料の精製に用いられてきた。タンパク質などの高分子量の生体物質を,初め高濃度の塩溶液を加えて沈殿(塩析)させ,沈殿物を取り出し再び水に溶かし,これをセロハン膜(透析膜)に入れ,絶えず純水と接触させることによって塩などの小分子,小イオンを透析除去する。

出典:株式会社平凡社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

透析
とうせき
dialysis

コロイド粒子が半透膜を通過できないことを利用してコロイド粒子を純粋にし、不純物を除く操作のこと。この用語は、コロイド化学の創設者とされるイギリスのT・グレアムが1861年に導入した。

 セロファンやコロジオン、あるいは膀胱(ぼうこう)膜などは、分子量のきわめて小さいイオンを通過させることはできるが、デンプンやタンパク質、あるいはその他のコロイド粒子は通過させえない。このような膜でつくった袋の中に未精製のコロイド溶液を入れ、外側に純溶媒(多くは水)が接するように容器に入れて放置すると、拡散によって低分子量のイオンなどは外部の純溶媒のほうへ移り、コロイド粒子は元のところにとどまっている。透析を速めるには、外液を連続的に新しいものに変えてゆくとか、直流電圧をかけてイオンの移動を速める(電気透析)などの方法がある。電気透析は、現在ではコロイドに限らず、電解質溶液の脱塩や濃縮にも応用されるようになった。

 透析に用いる膜としては、セロファンやコロジオンなどのセルロース系のもののほかに、動物性の膜も昔から用いられている。人工腎臓(じんぞう)などは透析が生命の保持に役だっていることを如実に示している。電気透析の場合、陽イオン透過性の膜と陰イオン透過性の膜を組として用いることもある。

[山崎 昶]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

とう‐せき【透析】
〘名〙
① セロハン膜、コロジオン膜、硫酸紙、膀胱膜などの半透膜を用いてコロイドや高分子溶液を精製する方法。コロイドを半透膜で包み、純水その他の溶媒中に入れたとき、コロイド粒子や高分子物質は膜中に残り、低分子の電解質や不純物質は膜外に脱出拡散してしまうのを利用したもの。〔稿本化学語彙(1900)〕

出典:精選版 日本国語大辞典
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化学辞典 第2版

透析
トウセキ
dialysis

ウシの膀胱膜や魚のうきぶくろのような動物性膜,あるいはコロジオンやセロハンなどの人工膜で溶媒と溶液を仕切ると,溶媒,低分子物質,電解質イオンなどは比較的容易に膜を通過するが,高分子やコロイド粒子は透過しにくいので,溶液中の低分子やイオンと高分子やコロイドとを分離することができる.これを透析という.T. Graham(グラハム)は,これをコロイド溶液と普通の溶液とを識別する方法の一つとした(1861年).上記のような膜を半透膜という.溶媒側と溶液側とにそれぞれ電極を挿入してイオンの通過を促進することができる.これを電気透析という.

出典:森北出版「化学辞典(第2版)」
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知恵蔵

透析
人工透析」のページをご覧ください

出典:(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」

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