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通信衛星【ツウシンエイセイ】

デジタル大辞泉

つうしん‐えいせい〔‐ヱイセイ〕【通信衛星】
マイクロ波による長距離電波通信中継局役割を果たす人工衛星。コミュニケーションサテライト。CS(communication satellite)。

出典:小学館
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世界大百科事典 第2版

つうしんえいせい【通信衛星 communications satellite】
衛星通信に用いる人工衛星。初期には電波を反射させるだけの受動衛星エコーが打ち上げられたが,その後の通信衛星はすべて能動衛星である。能動衛星は,アンテナおよび増幅器をもち,地上からきた微弱な電波をアンテナで受けて増幅し,再びアンテナで地上に向けて送出する。必要な電力は,太陽電池によって発電する。通信衛星をその軌道によって分類すると,静止衛星と低(中)高度衛星がある。低(中)高度衛星は地表から見て移動しており,見えない時間があるために通信できる時間が限られているので,多くの衛星通信には,静止衛星が用いられている。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

つうしんえいせい【通信衛星】
トランスポンダーを搭載し、地上局の遠距離通信の中継局となる人工衛星。放送事業にも用いられる。 CS 。

出典:三省堂
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

通信衛星
つうしんえいせい
communications satellites
遠距離間通信の中継用として使われる人工衛星。アメリカが 1960年8月に初めて打上げた『エコー』1号以来,62年7月にアメリカ電信電話会社が,民間最初の通信衛星として軌道に乗せた『テルスター』を経て,『リレー』『シンコム』など数多く打上げられている。本格的な商業衛星としては,インテルサットが 65年4月に打上げた『インテルサット』1号 (愛称『アーリーバード』) が最初で,その後ヨーロッパの『ユーテルサット』,日本の『さくら』,旧ソ連の『モルニヤ』など数多くの衛星が軌道に乗っている。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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日本大百科全書(ニッポニカ)

通信衛星
つうしんえいせい
communications satellite
マイクロ波による長距離通信を可能とするために、宇宙の中継局の役目を果たす人工衛星。地球局から送信される電波を受信し、周波数変換したのち増幅して再度地球局に送信する。このような衛星を固定通信衛星という。周波数帯(バンド)は、C(4~8ギガヘルツ)、X(8~12ギガヘルツ)、Ku(12~18ギガヘルツ)、Ka(26~40ギガヘルツ)を使用する。衛星通信はカバーできる通信可能区域が広く、高周波数帯の電波が使用できる。このため、高速・大容量の伝送が可能であるうえ、地理的障害の克服、通信品質の均一性、耐災害性に優れ、同報通信および多元接続方式が可能などの利点がある。固定衛星通信は、地上回線が不通の際にはバックアップとなるため、省庁や自治体、民間会社が独自の回線網を構築している。日本では1988年(昭和63)に実験用静止通信衛星「さくら3号」を打ち上げた。また超高速インターネット衛星「きずな」が2008年(平成20)に打ち上げられ、超高速通信を広範囲で行う実証実験を実施した。
 一方、地球局と航空機、船舶や車両などの移動体と相互に通信を行えるような通信衛星を移動体通信衛星という。インマルサット(INMARSAT)に代表される海事通信サービスは1979年に開始され、2016年時点では第5世代(Kaバンドを使用する静止衛星)まで合計11機の衛星を運用している。インマルサットは音声通話、ファックス、電子メール、インターネット、パケット通信などさまざまな衛星通信サービスを提供している。日本では移動体通信の実利用を目ざした技術試験衛星「きく5号」(1987)、「きく6号」(1994)が打ち上げられ、各種の通信実験が行われた。技術試験衛星「きく8号」(2006)では、小型携帯端末への個人レベルの移動体通信実験が行われた。
 データ中継衛星は静止軌道上に配置され、地球観測衛星などの観測データを中継することで、実時間での通信可能領域を飛躍的に拡大できる。日本ではデータ中継技術衛星「こだま」が2002年に打ち上げられ、陸域観測技術衛星「だいち」のデータ中継を行った。アメリカ民間会社の運用するイリジウムは、高度780キロメートルの地球周回軌道に66個の衛星を配置して、衛星携帯電話サービスを行っている。当初は77個(そのため原子番号77番の元素イリジウムにちなんで命名された)で全地球領域をカバーする予定であった。今後、新たな衛星に置き換えられてサービスが継続される。[森山 隆]
『山本平一編、大友功他著『衛星通信』(1993・丸善) ▽高野忠他著『宇宙通信および衛星放送』(2001・コロナ社) ▽サテマガ・ビー・アイ編『衛星通信ガイドブック』(各年版・サテマガ・ビー・アイ)』

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

つうしん‐えいせい ‥ヱイセイ【通信衛星】
〘名〙 遠距離通信の中継局の役割を果たすために開発された人工衛星。赤道上三万六千キロの静止軌道で地球と通信を行なう。

出典:精選版 日本国語大辞典
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