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造山帯【ぞうざんたい】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

造山帯
ぞうざんたい
orogenic belt
造山運動を受けた地帯。一般に長く帯状に連なる。造山帯の中央部には花崗岩などの深成岩が露出し,その外側に結晶片岩や片麻岩から成る広域変成帯地向斜堆積物から成る厚い地層が複雑に褶曲したり断層で切られた部分があり,さらにその外側に褶曲運動が始った時期の堆積物のフリッシュの褶曲帯や,褶曲運動の進行中に形成されたモラッセ堆積物から成る部分がある。アルプス造山帯アパラチア造山帯はその典型的な例で,詳細に研究されている。日本は環太平洋造山帯に位置し,地殻変動が顕著で,火山帯や地震帯を伴う。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

ぞうざん‐たい〔ザウザン‐〕【造山帯】
造山運動の起こっている地帯、および起こった地帯。ヒマラヤアルプスなどの大山脈や弧状列島は新しい造山帯。

出典:小学館
監修:松村明
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編集協力:田中牧郎、曽根脩
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岩石学辞典

造山帯
同一期間に同一形式の造山運動が起こった地帯.近年は変動帯(mobile belt)のが用いられる.

出典:朝倉書店
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世界大百科事典 第2版

ぞうざんたい【造山帯 orogenic belt】
過去に造山運動を経験した地域,および現在造山運動が進行中であると考えられる地域。変動帯,造構帯などの言葉も,ほとんど同じ意味に用いられる。造山帯は幅数百km,長さ数千km程度の規模のものが多く,細長い帯状の地域であって,弧状に湾曲したり,かなり強く屈曲したりしているものもある。古生代以後の造山帯の分布をみると,先カンブリア時代の変動で安定化した大陸地塊の周囲に,外側に向かって順次時代が新しくなっていくように配列していることが多い。

出典:株式会社平凡社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

造山帯
ぞうざんたい
orogenic belt

造山運動を受けたか、または受けつつある地帯。著しく褶曲(しゅうきょく)したり、衝上(しょうじょう)断層で切られた地層、花崗(かこう)岩または安山岩、変成岩などが分布し、長さ1000キロメートル以上の細長い地帯をなす。大きい地質図についてみると、たとえば朝鮮半島や中国北部では地層分布が単調であるのに対して、日本列島では地層や岩石の分布が非常に複雑であり、またそこでは現在の火山、地震活動も著しい。これは日本列島が過去および現在、造山帯であることを示す。太平洋の周りには、日本列島のような造山帯が集まってより大きい造山帯ができていて、これは環太平洋造山帯とよばれる。同様な大きいスケールのものにアルプス‐ヒマラヤ造山帯がある。

 造山帯の位置は時代によって異なる。ヨーロッパで古生代前期、古生代後期、中生代から新生代に、それぞれ位置を変えてカレドニア造山帯、バリスカン造山帯(ヘルシニア造山帯)、アルプス造山帯があった。しかし、カレドニア、バリスカン造山帯は北アメリカ東部では合体してアパラチア造山帯となっている。日本列島のうち本州弧は古生代シルル紀以降(約4億年前)造山帯であったが、造山運動の中心部の位置は時代とともに変わっている。

 造山帯には、大陸と大陸が衝突して、その間の海洋に堆積(たいせき)していた地層が変形を受けたものや、海洋プレートの沈み込みによって海溝に堆積した地層や遠洋性のチャートなどが付加したり、大陸プレート側で火成活動がおこったりして形成されたものなどがある。

[木村敏雄・村田明広]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

ぞうざん‐たい ザウザン‥【造山帯】
〘名〙 造山運動の起こった地帯、また、起こっている地帯。ふつう褶曲山脈が形成され、地層の著しい褶曲、広域変成帯の形成、花崗岩類の貫入などで特徴づけられる。日本列島のような島弧・海溝系や、アルプス・ヒマラヤ山脈などは現在の造山帯といわれる。〔地震の話(1941)〕

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