●造岩鉱物【ゾウガンコウブツ】
デジタル大辞泉
ぞうがん‐こうぶつ〔ザウガンクワウブツ〕【造岩鉱物】
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岩石学辞典
造岩鉱物
出典:朝倉書店
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世界大百科事典 第2版
ぞうがんこうぶつ【造岩鉱物 rock forming mineral】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
造岩鉱物
ぞうがんこうぶつ
各種岩石を構成する鉱物中、その主要成分をなす鉱物。火成岩に例をとれば、それらを構成する鉱物は、珪(けい)酸鉱物族、長石族、準長石類などからなる珪長鉱物と、橄欖(かんらん)石族、輝石族、角閃(かくせん)石族、雲母(うんも)族などからなる鉄苦土鉱物(苦鉄鉱物ともいう)という二つの区分を設けることで、ほとんどすべての火成岩の構成鉱物をこれに含めることができる。準長石のみが類となっているのは、岩石学的に準長石として扱われるものが、いくつもの異なった族に属しているためである。
厳密に用いるときには、火成岩造岩鉱物、堆積(たいせき)岩造岩鉱物、変成岩造岩鉱物というように成因的分類に基づく区分との複合語となる。
[加藤 昭]
『森本信男著『造岩鉱物学』(1989・東京大学出版会)』▽『松井義人・坂野昇平編『岩石・鉱物の地球化学』(1992・岩波書店)』▽『地学団体研究会編『新版地学教育講座3 鉱物の科学』(1995・東海大学出版会)』▽『周藤賢治・牛来正夫著『地殻・マントル構成物質』(1997・共立出版)』▽『鳥海光弘ほか著『岩波講座地球惑星科学5 地球惑星物質科学』(2000・岩波書店)』
出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典
ぞうがん‐こうぶつ ザウガンクヮウブツ【造岩鉱物】
出典:精選版 日本国語大辞典
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化学辞典 第2版
造岩鉱物
ゾウガンコウブツ
rock-forming mineral
岩石を構成する鉱物.おもなものは石英,長石類,准長石類,雲母類,角せん石類,かんらん石類,輝石類,ざくろ石類,スピネル類,緑泥石類,沸石類,緑れん石類,ジルコン,りん灰石,チタン石,炭酸塩類,蛇紋石類である.たとえば,花こう岩はおもに,石英,長石,雲母からなり,そのほか2,3の副成分を少量含んでいる.この場合,これらの鉱物を花こう岩の造岩鉱物という.岩石を構成している鉱物の組合せや,その種類,およびその晶出の順序などの研究によって,岩石の成因や,生成の条件の解明に大いに役立っている.
出典:森北出版「化学辞典(第2版)」
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