@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

連事【つらね】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

連事
つらね
中世の延年芸能の一種。「れんじ」ともいう。事の由来を言葉で長々と述べる和漢故事題材とし,2,3人の演者問答や歌で連ねる。その素朴な構成は,延年に連猿楽という名称もみられるところから,猿楽と関連があるとされる。歌舞伎にも「つらね」という雄弁術がある。歌舞伎十八番の『 (しばらく) 』の主人公が花道で述べる長い独白がその代表的なもの。美文調のせりふを,何人かで分担して述べる「渡りぜりふ」や,河竹黙阿弥の作品にある長い名調子のせりふなども,この「つらね」の変形とみられる。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

れんじ【連事】
中世の寺院における延年の芸能。従来は〈つらね〉と読まれることが多かったが,近年は〈れんじ〉と読まれている。《多聞院日記》永正2年(1505)5月4日条の延年記事中に〈連仕〉の表記が見えている。連事は問答と歌謡とからなる素朴な劇で,2~3人の登場人物が崑崙山とか潯陽(しんよう)の江(え)とかの著名な地を尋ね,その地にちなむ詩歌詠したりするが,ままその地にちなむ人物が登場するものもある。同じく劇の形態をもつ延年の風流(ふりゆう)に比べ歌謡性が濃厚で,台本には〈白拍子〉〈一頭〉〈同音〉〈甲一頭〉〈〉〈訓伽陀〉〈早歌〉〈下〉〈翁声〉と節の指定が豊富であるが,風流にあった舞の要素が連事にはほとんどない。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

連事」の用語解説はコトバンクが提供しています。

連事の関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation