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連立内閣【れんりつないかく】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

連立内閣
れんりつないかく
coalition cabinet
複数政党で組織される内閣。単一党によって組織される単独内閣に対する。議院内閣制によりながらも,多党制で,単独で政権を担当できる絶対多数を獲得した政党がなかったとき,いくつかの政党が協同して内閣を組織して,連立内閣を形成する。連立内閣は,多党制のもとで政府の安定をはかるための妥協策であって,フランス,ドイツ,イタリアなど西ヨーロッパ諸国にその例を多く見ることができる。弱体な連立内閣の典型としてフランス第三,第四共和政のそれがあげられる。国民議会は内閣をつくっては倒し,政府は危機に際して果断な措置をとりえなかった。そのために,C.ドゴールに合せてつくられたといわれる大統領指導型の第五共和政が出現した。日本では,1947年の,新憲法下第1回の国会議員選挙の結果,社会党が第1党となって,社会,民主,国民協同3党連立の片山哲内閣が成立した。次いで芦田均内閣も,民主,社会,国民協同の連立内閣であった。芦田内閣以後は 93年の宮沢内閣まで単独内閣が続いたが,同年8月細川連立内閣が成立,以後連立政権が続き単独内閣は成立していない。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

れんりつ‐ないかく【連立内閣】
二つ以上の政党を基礎として閣員が構成される内閣。連立政権。⇔単独内閣

出典:小学館
監修:松村明
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世界大百科事典 第2版

れんりつないかく【連立内閣】

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

大辞林 第三版

れんりつないかく【連立内閣】
二つ以上の政党の党員から成立している内閣。連立政権。 ⇔ 単独内閣

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

連立内閣
れんりつないかく
coalition cabinet
議院内閣制の下で、複数の政党に基礎を置き、これらの政党メンバーによって混成される内閣をいう。単一の政党が議会内で安定的多数を占めることができない場合に、多数派を形成する必要に基づいて成立し、単一の政党を基礎として成立する単独内閣と対比される。第二次世界大戦後、西欧諸国に数多くの例があるが、典型的なのはドイツの場合で、西ドイツ時代の1949年の第1回連邦議会選挙の結果成立したキリスト教民主同盟と自由民主党およびドイツ党との連立内閣以来、つねにキリスト教民主同盟あるいは社会民主党を軸とする連立によって、政権が担われてきた。その後、ドイツ統一を果たしたコールの率いるキリスト教民主同盟が1998年9月の総選挙で敗北し、後を受けて発足したシュレーダー政権も社会民主党と緑の党の連立内閣である。
 日本においては、第二次世界大戦後での連立内閣は、1990年代に至るまではむしろ例外的で、日本社会党、民主党、国民協同党の3党によって組織された片山哲、芦田均(あしだひとし)両内閣(1947年(昭和22)5月~1948年10月)と1983年(昭和58)12月末に自民党と新自由クラブの連立によって成立した第二次中曽根康弘(なかそねやすひろ)内閣が顕著な例としてあげられるにすぎなかった。しかし、1993年(平成5)7月の総選挙で自民党の獲得議席は過半数に達せず、38年間にわたった自民党長期政権が幕を閉じた後は、この総選挙後に発足した細川護熙(ほそかわもりひろ)内閣が、新生党、日本新党、新党さきがけ、日本社会党、公明党、民社党、社会民主連合と民主改革連合(参院内会派)の7政党・1会派の連立内閣であったのをはじめとして、翌1994年の公職選挙法の改正による衆院選挙への小選挙区比例代表並立制導入の影響ともあいまって、連立政権がむしろ常態化してきた。実際に、1996年10月総選挙後に成立した第二次橋本龍太郎内閣と、1998年7月成立当初の小渕恵三(おぶちけいぞう)内閣(1999年1月からは連立内閣)を除き、細川内閣以降の羽田孜(はたつとむ)、村山富市(むらやまとみいち)、第一次橋本、第二次小渕、森喜朗(もりよしろう)、小泉純一郎、第一次安倍晋三(あべしんぞう)、福田康夫、麻生太郎(あそうたろう)、鳩山由紀夫(はとやまゆきお)、菅直人(かんなおと)、野田佳彦(のだよしひこ)、第二次安倍の各内閣は、いずれも連立内閣である。[内田 満]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

れんりつ‐ないかく【連立内閣】
〘名〙 複数の政党により構成される内閣。単独内閣に対する。議会で絶対多数を占める政党がない場合に、政策の近似している政党間で構成されることが多い。
※薩長土肥(1889)〈小林雄七郎〉四藩政府即聯立内閣「薩長聯立内閣を動かすこと否余輩は為し能はざるを保証するなり」

出典:精選版 日本国語大辞典
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