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進化主義人類学【しんかしゅぎじんるいがく】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

進化主義人類学
しんかしゅぎじんるいがく
evolutional anthropology
あらゆる民族の文化は低次から高次へ系列的な進化を行うという立場をとる文化人類学の一派。文化進化論,文化進化主義 cultural evolutionismともいう。 18世紀啓蒙思想期の M.コンドルや A.テュルゴーに思想的起源がみられ,19世紀前半のヘーゲル,A.コント,C.H.サン=シモンらの研究や,19世紀後半には C.ダーウィンの『種の起原』に代表される生物進化論などの影響を受けて,E.タイラー,J.バハオーフェン,L.H.モーガンらの文化進化論へと展開した。彼らは一般に欧米の近代文明を文化の最も進化した段階とみなし,いわゆる未開民族の文化を人類史の初期段階の残存ととらえ,民族誌的資料の比較研究を通じて人類文化の起源と発展の再構成を試みた。このような推論に基づく単系的な進化論は,20世紀に入って機能主義的方法が提唱されると急速に衰退したが,1940年代以降,L.A.ホワイト,J.スチュワードらによって,より実証的な方法による新進化主義と呼ばれる多系的進化論を経て,60年代には E.サービス,M.サーリンズらによって政治組織の進化を摂する体系として発展させられた。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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