@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

進士【しんし】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

進士
しんし
jin-shi; chin-shih
中国で隋代 (600頃) から清代末 (1905) まで続いた科挙の及第者をいう。唐代までは科挙の一科目であった進士科の受験者を意味し,その及第者を進士及第,進士出身などと呼んでいたが,宋代以後,科挙の科目が進士科一つに統一されたため,科挙の及第者を一般に進士と呼ぶようになった。競争が激しく,及第するのがきわめて困難であったため,進士となることは人生最大の幸福とされ,特に首席状元 (じょうげん) は歴史に名を残す栄誉とされた。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

しん‐し【進士】
《「しんじ」とも》
中国で、科挙試験科目の名称。のちに、その合格者をいった。
律令制で、官吏登用験の科目の名称。また、その合格者。
平安時代、2に合格した文章生(もんじょうしょう)のこと。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

しんし【進士 jìn shì】

[中国]
 隋代に初めて科挙を設けてから唐代までは,進士は他の秀才,明経などとともに科目の一つに数えられたが,宋中期以後,科挙は進士1科だけとなり,進士科が科挙を代表することになった。ただし宋以後の進士科は詩賦のうえに,経義,策論をも試されるので,実質的には在来の明経,秀才の科をすべて包含したことになる。唐代の進士科には中央の学校の生徒と,各州が試験したうえで推薦した郷貢の進士とが応ずることができ,これらに対して中央政府が行う試験を貢挙,または省試と称した。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

大辞林 第三版

しんし【進士】
しんじとも
中国で、科挙の科目の一。また、その合格者。宋以後では、殿試に合格した者の特称。 → 科挙
律令制で、式部省が課した官吏登用試験の一。時務策じむさくおよび文選もんぜん・爾雅じがについて試験した。しじ。
文章生もんじようしようのこと。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

進士
しんし
中国、科挙(かきょ)の科目の一つ。また唐代では貢挙に合格した者、宋(そう)代以降は皇帝自ら行う殿試に合格した者の称号。[編集部]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

し‐じ【進士】
※宇津保(970‐999頃)国譲下「文人(もんにん)は、博士よりはじめて、しじよりいでたる人廿人、擬生(ぎさう)も召したり」

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

しん‐し【進士】
〘名〙 (古くは「しんじ」とも)
① 中国古代における官吏の登用試験である科挙の合格者。また、その科目の名。→貢挙殿試
※大観本謡曲・鐘馗(1470頃)「われは鐘馗といへる進士なるが、及第のみぎんに亡ぜし、その執心を飜へし、後世になほ望みあり」 〔礼記‐王制〕
② 令制の官吏登用のための国家試験の科目の一つ。時務策二条と文選・爾雅の暗唱の試験をした。また、それの合格者の称号。また、その人。しじ。
※令義解(718)選叙「進士。取明閑時務。并読文選。爾雅
③ 文章生(もんじょうしょう)のこと。
※続日本紀‐天平一二年(740)一一月丙戌「進士无位安倍朝臣黒麿」
※枕(10C終)八「ふるきしんじなどに侍らずは、うけたまはり知るべきにも」

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

旺文社世界史事典 三訂版

進士
しんし
隋代の606年に設けられた,科挙の科目またはその合格者
秀才,明経などとともに科目の1つだったが,宋の中期には科挙は進士1科だけとなった。このため,本来の詩賦の上に論策・経義も含まれるようになり従来の科を包含することになった。合格者は,任官の有無にかかわらず種々の特権を与えられた。

出典:旺文社世界史事典 三訂版
執筆者一覧(50音順)
小豆畑和之 石井栄二 今泉博 仮屋園巌 津野田興一 三木健詞
 
Copyright Obunsha Co.,Ltd. All Rights Reserved.
それぞれの項目は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

進士」の用語解説はコトバンクが提供しています。

進士の関連情報

関連キーワード

低圧線全国丼サミット電線バナー広告朝日訴訟朝日訴訟遣隋使重複保険補色明治大学オフィシャルグッズ(雑貨)

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation