●運動麻痺【ウンドウマヒ】
デジタル大辞泉
うんどう‐まひ【運動麻×痺】
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世界大百科事典 第2版
うんどうまひ【運動麻痺 motor paralysis】
自らの意志によって収縮させることのできる横紋筋は一般に骨格筋と呼ばれるが,この骨格筋を随意的に収縮させることができなくなった状態が運動麻痺である。すべての骨格筋の収縮は脳幹の脳神経運動核および脊髄前角にある下位運動ニューロンの興奮によって営まれ,これらの下位運動ニューロンには,大脳皮質運動野にあるベッツ巨大錐体細胞すなわち上位運動ニューロンからの支配が及んでいる。つまり,われわれの随意的運動は,この大脳皮質運動野にある上位運動ニューロン,その支配を受ける脳幹と脊髄の下位運動ニューロン,そしてその指令により最終的な収縮を営む骨格筋という3段階の構造が協調して作用することによって初めて実現されるのである。
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精選版 日本国語大辞典
うんどう‐まひ【運動麻痺】
〘名〙 医学で、筋肉の意識的収縮機能が不能になった状態。
※エオンタ(1968)〈金井美恵子〉一〇「右上肢の運動麻痺と関係して」
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