●適応形質【てきおうけいしつ】
精選版 日本国語大辞典
てきおう‐けいしつ【適応形質】
〘名〙 生物が生命維持のため、その環境の変化に応じて、形態・機能などを変化させ、環境に順応する形質。たとえば乾生植物は乾燥に耐えるため、水分欠乏に順応した葉、茎などの面積縮小、矮小化、多肉化などの共通性質があり、高山植物、その他特徴のある環境条件に生育する生物にもその形質がみられる。動物でも草食性動物の臼歯、腸管の伸長などにその形質が見られる。
出典:精選版 日本国語大辞典
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