●選叙【センジョ】
デジタル大辞泉
せん‐じょ【選叙】
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世界大百科事典 第2版
せんじょ【選叙】
日本古代の律令官僚制で,人材を選んで官を授け,また毎年の勤務評定にもとづくなどで位階に叙すること。大宝選任令・養老選叙令によると,叙位は,内・外(げ)五位以上に叙する勅授,内八位・外七位以上に叙する奏授,外八位および内・外初(そ)位に叙する官判授の3段階に分かれたが,蔭位(おんい)資格者は21歳以上,その他は25歳以上で叙位された。任官は,大納言以上などの中枢的な高級官僚を任命する勅任をはじめ,奏任,判任,式部判補の4段階に区分されたが,律令官僚の採用・昇進についての基本理念は徳行才用主義とよばれ,本人の徳性を中心にして,才能の高いものを任ずることをたてまえとした。
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精選版 日本国語大辞典
せん‐じょ【選叙】
〘名〙 選抜して叙位、叙任すること。えらんで官職に任ずること。
※続日本紀‐大宝三年(703)八月甲子「大宰府請、有二勲位一者作レ番直二軍団一、考満之日送二式部一、一同二散位一、永預二選叙一」 〔晉書‐隠逸・范喬伝〕
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