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遺伝子型【いでんしがた】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

遺伝子型
いでんしがた
genotype
生物がもっている遺伝子の基本構成をいう。これに対して,遺伝子の情報に基づいて発現された形質表現型という。いま優性の遺伝子をA劣性の遺伝子をaとすると,AA個体Aaの個体とは遺伝子型は異なっているが,表現型はどちらもAである。このように表現型は同じでも遺伝子型が違う場合があるので,遺伝の研究には遺伝子型をもとにして考えていく必要がある。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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知恵蔵

遺伝子型
生物個体がもつ遺伝子の構成。これに対して、その遺伝子の情報に従って外面に現れた形質を表現型と呼ぶ。体細胞の遺伝子は原則として1対ないし複数の対立遺伝子からなるが、対立遺伝子に優性・劣性の関係がある場合、優性遺伝子(A)と劣性遺伝子(a)をもつ遺伝子型Aaのヘテロ個体の表現型は、優性遺伝子を2つもつ個体(遺伝子型AA)と同じになる。一般に表現型は環境条件の影響を受け、たとえば、細菌などの温度感受性突然変異体は、ある温度以上または以下でのみ、正常のもの(野生型)と異なる表現型を示す。
(垂水雄二 科学ジャーナリスト / 2007年)

出典:(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」

デジタル大辞泉

いでんし‐がた〔ヰデンシ‐〕【遺伝子型】
ある形質の発現に関与する遺伝子構成を、劣性遺伝子も含めた型で表したもの。遺伝型。→表現型

出典:小学館
監修:松村明
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編集協力:田中牧郎、曽根脩
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栄養・生化学辞典

遺伝子型
 生物の性質のうち,表現型(phenotype)に対していう遺伝子の型.

出典:朝倉書店
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世界大百科事典 第2版

いでんしがた【遺伝子型 genotype】
生物の形質(表現型)は遺伝的に決定されているが,遺伝的構成と形質は必ずしも一致しない場合があり,遺伝的構成が異なっても同じ形質が現れる場合があり,逆に同じ遺伝的構成でも形質が異なる場合がある。この問題を明快に把握するために,1911年ヨハンセンW.L.Johansen(1857‐1927)は生物の遺伝的構成の総体を遺伝子型という概念で呼ぶことを提唱し,外部に表れた形質の総体としての表現型から区別した。

出典:株式会社平凡社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

遺伝子型
いでんしがた
genotype

生物がもっている各種の遺伝子の組合せのすべての総計をいう。また、多くの遺伝子のなかで、1個または数個の遺伝子座(全遺伝子のなかの遺伝子の座標のこと)の遺伝子だけを取り上げて、その遺伝子の構成をいうこともある。デンマークのW・L・ヨハンセンによって名づけられたことば(1909)で、生物の外に現れた形や特徴をさす表現型phenotypeに対することばである。

 多くの高等植物は、二倍体以上の複数の染色体のセットをもち、複数の相同染色体上には、同じ遺伝子の対立遺伝子が存在するので、遺伝子型で表すと、複数個の対立遺伝子で表すことになる。多くの場合、優性遺伝子を大文字、劣性遺伝子を小文字で表すので、遺伝形質の表現型は同じでも、遺伝子型は優性、劣性のヘテロの遺伝子が含まれていて、遺伝子型が異なることがある。

[黒田行昭]

『駒井卓著『人類の遺伝学』(1966・培風館)』『藤巻宏・鵜飼保雄・山元皓二・藤本文弘著『植物育種学 基礎編』(1992・培風館)』『黒田行昭編著『21世紀への遺伝学1 基礎遺伝学』(1995・裳華房)』『藤尾芳久・谷口順彦編、日本水産学会監修『水産育種に関わる形質の発現と評価』(1998・恒星社厚生閣)』

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

いでんし‐がた ヰデンシ‥【遺伝子型】
〘名〙 生物体における遺伝子の組み合わせの型。環境との共同作用で表現型を決定する。

出典:精選版 日本国語大辞典
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化学辞典 第2版

遺伝子型
イデンシガタ
genotype

個体の特性を決める遺伝子で,染色体位置が同じであるが塩基配列が少し異なるもの.血液型や髪色のような外観からわかる表現型と遺伝子型とが,必ずしも1:1に対応しないのは,個体の遺伝子には父方由来と母方由来の2種類があるからである.血液型をにとれば,遺伝子型がAAの人もAOの人も表現型はAとなる.

出典:森北出版「化学辞典(第2版)」
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