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遺伝毒性【イデンドクセイ】

デジタル大辞泉

いでん‐どくせい〔ヰデン‐〕【遺伝毒性】
遺伝子に不可逆的な障害を与える性質。DNAを損傷する化学物質紫外線X線γ線などの電離放射線が、その要因となる。

出典:小学館
監修:松村明
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日本大百科全書(ニッポニカ)

遺伝毒性
いでんどくせい

さまざまな物質や物理的要因(電離放射線、電磁波など)によって誘発される遺伝的障害を、遺伝毒性とよぶ。誘発される遺伝的障害にはさまざまな型(タイプ)があり、大まかに分類しても、遺伝子突然変異(一塩基置換、フレームシフト型突然変異、遺伝子欠失、遺伝子重複など)誘発性、染色体異常(染色体の欠失、転座、異数性など)誘発性、DNA(デオキシリボ核酸)付加体の生成などに分けられる。

 このため、さまざまな物質(または要因)の遺伝毒性を評価する試験法も、細菌(ネズミチフス菌や大腸菌)や培養細胞を用いて遺伝子突然変異や染色体異常の誘発性を調べる比較的簡便な試験管内試験(インビトロin vitro試験)から、被験物質(または要因)を動物に曝露(ばくろ)して標的器官における染色体異常や遺伝子障害の有無を調べたり、子孫に現れる突然変異の出現率を調べたりする動物試験(インビボin vivo試験)まで、きわめて多岐にわたる。遺伝子になんらかの損傷を与える物質や物理的要因のなかには、ベンゾピレン(ベンツピレン)、ヒ素、X線、紫外線などのように、発癌(はつがん)性を有するものもある。

[青山博昭]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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