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那珂川【なかがわ】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

那珂川
なかがわ
関東平野北東部を北西から南東に流れる全長 150km。栃木北部那須岳 (1917m) に発し,茨城県ひたちなか市南東部の那珂湊太平洋に注ぐ。中流部で八溝山地を横断し,御前山景勝地をつくる。下流部では自然堤防の発達が著しく,かつては洪水常襲地帯であった。古くから水運に利用され,東北地方南部下野 (しもつけ) 地方と太平洋を結ぶ重要な交通路であった。現在は工業用,上水道用に利用されている。利根川とともにサケがさかのぼる南限の川として知られる。

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那珂川
なかがわ
福岡,佐賀県境の脊振山から北流し,福岡市で博多湾に注ぐ川。全長 32km。上流域筑紫耶馬渓,南畑 (みなみはた) ダムのある行楽地。中流域は住宅地化が著しく,下流では都心近くを流れ,福岡市街を博多部と福岡部に分っている。農業・都市・工業用水に利用されている。

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デジタル大辞泉

なか‐がわ〔‐がは〕【那珂川】
栃木県北部の茶臼岳(ちゃうすだけ)付近に源を発し、南東流して茨城県に入り那珂湊(なかみなと)で太平洋に注ぐ川。長さ150キロ。
福岡平野を貫流する川。佐賀県境に源を発し、北流して博多湾に注ぐ。長さ30キロ。
福岡県西部にある市。那珂川が南北に流れる。福岡市に接する北部は同市のベッドタウンとして栄えるが、中部・南部には農地山林が広がる。平成30(2018)10月に市制施行。人口5.0万(2018)。

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世界大百科事典 第2版

なかがわ【那珂川】
関東地方北東部を流れる川。幹川流路延長150km,全流域面積3270km2。栃木県那須岳西方に発し,支流の余笹(よささ)川,箒(ほうき)川などとともに那須山麓部に複合扇状地那須野原をつくりながら南東流する。ついで八溝(やみぞ)山地西麓を南流し,茂木(もてぎ)町域で八溝山地を横谷をなして貫きながら東流し茨城県に流入する。以後は南東流し,ひたちなか市で太平洋に注ぐ。八溝山地からの流出部は川沿いに浸食によって生じた奇岩がみられ,常陸嵐山と称される御前山の景勝地をつくる。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

なかがわ【那珂川】
栃木県北部、那須岳に源を発し、茨城県水戸市を経てひたちなか市で太平洋に注ぐ川。長さ150キロメートル。

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

那珂川
なかがわ
栃木、茨城両県を流れる川。延長150キロメートル、流域面積3270平方キロメートルの一級河川。支流は栃木県側で余笹(よささ)川、箒(ほうき)川、荒(あら)川、茨城県側で緒(お)川、藤井川、涸沼(ひぬま)川など合計176をもつ。那須岳(なすだけ)(1915メートル)に源を発し、那須野原を流れて、八溝(やみぞ)山地の鷲子(とりのこ)山塊と鶏足(とりあし)山塊の間を峡谷状に横断、茨城県に入り沿岸に自然堤防をつくりながらひたちなか市と大洗町の境界で太平洋に注ぐ。中流(黒羽(くろばね)―小川)沿いは下野(しもつけ)国府より奥州白河(しらかわ)に続く古道にあたり、また那須国造碑(なすのくにのみやつこのひ)が残る。中世から水運が開け、近世には上り荷は海産物、下り荷は農産物の運送で活況を呈し、また、奥州南部から江戸へ送る米も運ばれた。明治・大正時代には那珂湊(なかみなと)―水戸間に汽船も運航した。上流は那須火山群と那須温泉や別荘地帯、中流は那珂川、益子(ましこ)、御前(ごぜん)山など自然公園地帯をなし、アユの簗場(やなば)とタバコ生産地帯、下流はゴボウの特産地で、涸沼川と合流する河口は水戸八景の一つ「岩船夕照(いわふねのせきしょう)」の景勝地である。また、サケの遡上(そじょう)がみられる。[櫻井明俊]

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精選版 日本国語大辞典

なか‐がわ ‥がは【那珂川】
栃木・茨城の両県を南東流する川。那須岳に源を発し、箒川・荒川などを合わせ、水戸市を貫流してひたちなか市(旧那珂湊市)で太平洋に注ぐ。全長一五〇キロメートル。古称粟河。

出典:精選版 日本国語大辞典
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