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邪宗門【ジャシュウモン】

デジタル大辞泉

じゃしゅうもん【邪宗門】[書名]
北原白秋の第1詩集。明治42年(1909)刊。官能的で異国情緒にあふれた象徴詩を収める。
芥川竜之介未完小説。大正7年(1918)発表。「地獄変」の後日談
高橋和巳長編小説。新興宗教団体への思想弾圧と、急進化した教団の末路を描く。昭和40年(1965)から翌年にかけて「朝日ジャーナルに発表。単行本は昭和41年(1966)刊行

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じゃしゅう‐もん【邪宗門】
邪宗2」に同じ。
[補説]書名別項。→邪宗門

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デジタル大辞泉プラス

邪宗門
芥川龍之介の小説。1918年10月~12月にかけて「大阪毎日新聞」および「東京日日新聞」に連載。未完。

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邪宗門
日本の演劇作品。1971年5月、寺山修司の作・演出、J.A.シーザーの音楽で、演劇実験室◎天井桟敷がフランスのナンシー国際演劇祭にて初演。その後、オランダユーゴスラビア、ドイツなどでも上演された。ベオグラード国際演劇祭グランプリ受賞。日本での初演は1972年1月30日、渋谷公会堂。高い評価を受けた海外での上演時とは異なり、日本公演では観客から罵声が飛び、舞台上で役者と観客による乱闘も起きる事態となった。

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世界大百科事典 第2版

じゃしゅうもん【邪宗門】
北原白秋の第1詩集。1909年(明治42),易風社刊。1906年から08年にかけての作品121編を収録。〈例言〉に〈が象徴詩は情緒の諧楽と感覚の印象とを主とす〉とあるとおり,上田敏訳の《海潮音》や,薄田泣菫,蒲原有明などの象徴詩の系譜に連なるものであり,異国情緒や世紀末的な感覚・官能をはなやかに歌って独特の耽美的な詩風を打ちたてた。新詩社同人たちとの長崎・天草地方旅行の成果たるキリシタン趣味を盛った〈南蛮詩〉や,《海潮音》経由のボードレール,ベルレーヌの影響を受けた作が見られるが,総じて外光の中の濃艶な官能と幻想の世界で,白秋後半生の純日本的・古典的な詩風とは著しい対照をなしている。

出典:株式会社平凡社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

邪宗門
じゃしゅうもん

北原白秋の第一詩集。1909年(明治42)3月易風社刊。「魔睡、朱の伴奏、外光と印象、天草(あまくさ)雅歌、青き花、古酒」の6章、119編からなる。1908年の最新作を冒頭の章とし、1906年の作の古い詩編を末尾に置く構成。「例言」には「予が象徴詩は情緒の諧楽(かいらく)と感覚の印象とを主とす」「予が幻覚には自ら真に感じたる官能の根柢(こんてい)あり」と象徴的手法の内実を示している。「われは思ふ、末世(まつせ)の邪宗(じゃしゅう)、切支丹(きりしたん)でうすの魔法(まはふ)。/黒船(くろふね)の加比丹(かひたん)を、紅毛(こうまう)の不可思議国(ふかしぎこく)を、/色赤(いろあか)きびいどろを、匂鋭(にほひと)きあんじやべいいる、/南蛮(なんばん)の桟留縞(さんとめじま)を、はた、阿剌吉(あらき)、珍酡(ちんた)の酒を。」と始まる冒頭詩「邪宗門秘曲」は、南蛮渡来の文化、事物にかかわる外来語の名称が幻惑的な世界を浮かび上がらせる。「天草雅歌」と「青き花」は新詩社同人によって行われた天草旅行(1907年)と南紀旅行(1906年)の記念作である。上田敏(びん)訳『海潮音』により親しんだボードレール、ベルレーヌの象徴詩や蒲原有明(かんばらありあけ)、薄田泣菫(すすきだきゅうきん)の詩に刺激を受けながら、〈邪宗門新派体〉という独自の象徴的手法を生み出した。初版の石井柏亭(はくてい)の装幀(そうてい)、挿画は「不可思議にして一種荘厳なる怪しさ」(「三版例言」)により『邪宗門』の世界とみごとに交響している。

[阿毛久芳]

『『日本近代文学大系28 北原白秋集』(1970・角川書店)』『河村政敏著『北原白秋の世界――その世紀末的詩境の考察』(1997・至文堂)』

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

じゃしゅう‐もん【邪宗門】
[1] 〘名〙 =じゃしゅう(邪宗)
※随筆・半日閑話(1823頃)二「邪宗門にしたがふもの、外国人にしたしむもの、其罪重かるべし」
[2] 詩集。北原白秋作。明治四二年(一九〇九)刊。一一九編。作者の第一詩集で、官能主義・エキゾチシズム・世紀末的退廃美を象徴的技法により表現する。

出典:精選版 日本国語大辞典
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