●酸化還元反応【サンカカンゲンハンノウ】
デジタル大辞泉
さんかかんげん‐はんのう〔サンクワクワンゲンハンオウ〕【酸化還元反応】
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栄養・生化学辞典
酸化還元反応
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世界大百科事典 第2版
さんかかんげんはんのう【酸化還元反応】
出典:株式会社平凡社
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精選版 日本国語大辞典
さんかかんげん‐はんのう サンクヮクヮンゲンハンオウ【酸化還元反応】
出典:精選版 日本国語大辞典
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化学辞典 第2版
酸化還元反応
サンカカンゲンハンノウ
oxidation-reduction reaction, redox reaction
酸化と還元が同時に関与する反応.ある物質に酸素を与えるか水素を奪うか,または元素あるいはイオンから電子を奪って酸化数を増加させる現象を酸化という.逆に,ある物質から酸素を奪うか水素を与えるか,または元素あるいはイオンに電子を与えて酸化数を減少させる現象を還元という.ある物質が酸化あるいは還元される場合には,必ず反応相手物質の還元あるいは酸化が行われる.次の反応は,酸化還元反応の例である.
Zn + Cu2+ → Zn2+ + Cu
(亜鉛の銅イオンによる酸化 ≡ 銅イオンの亜鉛による還元)
CuO + H2 → Cu + H2O
(酸化銅(Ⅱ)の水素による還元 ≡ 水素の酸化銅(Ⅱ)による酸化)
5Fe2+ + MnO4- + 8H+ → 5Fe3+ + Mn2+ + 4H2O
(鉄(Ⅱ)イオンの過マンガン酸イオンによる酸化 ≡ 過マンガン酸イオンの鉄(Ⅱ)イオンによる還元)
酸化還元反応においては,酸化と還元とは同時に進行するが,酸化あるいは還元のいずれかの作用を強調する場合には,酸化反応あるいは還元反応とよばれる.たとえば,第二の例では,金属銅を得ることが目的である場合には還元反応とよばれ,また第三の例では,過マンガン酸イオンの酸化剤としての作用を強調する場合には酸化反応とよばれる.
出典:森北出版「化学辞典(第2版)」
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